最近は インターネットなどで検索してみますと、「虐めの撲滅」などという言葉を多く見かけるようになってきました。
あたかも本当にこの世の中から虐めが撲滅出来るかのように・・・。
このお話は長くなりそうな話題ですので、なるべく短めに2部に分けてお話ししたいと思います。
先ず1部では「この世の中から虐めはなくならないであろう」という事をご説明してから、次に2部では 虐められた時の具体的な方法を提案したいと考えています。
・
長くなるといけませんから、先ず初めに結論からお話してしまいましょう。
私は以前から感じていたのですが・・・
「大人の世界に虐めが存在する以上、子供の世界の虐めも無くなる事はないであろう」と考えていました。
その例をいくつか挙げてみたいと思います。
先ず現在の世の中は、「悪人が美化される世の中である」という事です。
漫画家の手塚治虫氏も著書の中で、「最近は漫画を書く事も難しくなってきている」
「昔とは違って、正義の主人公よりも悪役の方に人気が出てしまう」というような意味の事を述べていました。
ごく最近のニュースでは「暴走族の高齢化が進んでいる」という事が書かれていました。
昔でしたら、暴走族は十代の頃には夢中になっていても、「二十歳を過ぎれば卒業」という人たちが多かったと思います。
何故ゆえに大人になっても暴走族を続けるようになってしまったのでしょうか。
私は色々な裁判の判決の結果を見ていまして、「日本という国は 犯罪者には甘く、被害者には厳しい世界だ」・・・とよく感じます。
・
死刑制度 廃止運動のようなものもあり、ますます犯罪者が増える事になるかも知れません。
法務大臣でさえ、自分のサイン一つで死刑が執行される事を嫌がり、自分の任期の間には死刑を執行しないような人も多いようです。
つまり死刑執行は「次期の法務大臣に任せてしまおう」というわけです。
それで「日本の犯罪者の死刑執行が何年も遅れるのだ」と批判を言う人もいるくらいです。
確かに極悪な犯罪者といえども「自分のサイン一つで1人の人間が死ぬ」というのは嫌な事ではありましょう。
それは人情としては分かりますが、日本の犯罪を減らすのが目的ですから、つまり被害者を減らすのが目的ですから、勇気を持って責務を遂行して頂きたいと思います。
例えば平和な人たちが住む街に、凶暴なクマやライオンのような動物が入り込んで来た時の事を考えてみて下さい。
確かにライオンやクマが人間を襲って殺したとしても、それは本来「悪い動物」というわけではありません。
たまたま人間の社会に迷い込んで来たのが原因であって、動物の自然の本能ですから仕方のない事かもしれません。
ですから「本来悪い動物ではないのに 殺すのは可哀想だ」という気持ちは分かります。
しかし、人間の命を守る為には、止むおえず殺さなければならない事もあるわけです。
また余程の異常者でない限り、どんな犯罪者であっても死刑は怖いのです。
実際に死刑が怖い為に 犯罪を犯さない人たちも多い事と思います。
私が死刑制度 廃止運動に疑問を持つのはこの点なのです。
犯罪者の事よりも被害者の事を優先に考えて頂きたいものだと思います。
・
私は以前、ライブドア事件の元社長であったH氏の事をエッセイにかいた事がありました。
私は政治や経済に関しては疎い方ですので、本来ならエッセイに書く事はないのですが、H氏の問題には政治や経済以上に大事な問題を含んでいると思ったからなのです。
このH氏は、「人の心は金で買える」、「人の心は金で動かせる」、「法律で禁止されていなければ何をしてもいい」などと豪語していた人です。
現在は保釈金5億円で刑務所から出てきていますが、ここでも金の力を見せ付けているわけです。
ちなみに田中元首相は、3億円で刑務所から出ています。
このH氏についてのお話をして、1部を終了したいと思います。
このH氏という人は、
「最終的には全てインターネットになるわけだから、いかに新聞やテレビを殺していくかが問題」
「その時に自分の傘下においた方が殺しやすい」とインタビューに答えている人です。
その為には先ず、ラジオやテレビを乗っ取ることから始めるわけです。
それで、ニッポン放送を乗っ取る事から始めました。
それに対してソフトバンクの社長は、「敵対的な合併は上手くいかないものです」というような意味の事を言っていたと思います。
アメリカなどでも敵対的な合併は既に古い考え方であると思われていて、日本のマスコミはH氏の事を「新風を吹き込む者」ととらえてもてはやしましたけれども、もう新しい考え方ではないのです。
「会社 乗っ取り」という言葉も古い言葉ですし、「敵対的な合併」というのも、世の中の何処にでもある事で珍しい事ではないと思いますが、普通なら陰で行われている事であって、一般の人たちは知らない事が多かったのではないかと思います。
ところが、このH氏に対しての日本のマスコミの取り上げようは 一体なんだったのでしょうか。
ほとんどお祭り騒ぎで、毎日のようにテレビに登場させて、ほとんど人気スター扱いでした。
視聴者から見れば、例えばそれが「悪い人」であったとしても、毎日のようにテレビに登場すれば、それは悪い人ではなく「タレントが悪役を演じているのだろう」というような錯覚が起きてしまい、その内にファンが増えて人気が出てスターのようになっていきます。
それがマスコミの非常に怖いところです。
それに輪をかけるように、人気占い師がH氏を褒め讃え、最後にはその人気から選挙にまで立候補をして、落選はしましたけれども、ある程度の票を獲得する事が出来たのです。
つまり現在の世の中は、法律に詳しい人間が、法律に触れるか触れないかのスレスレのところを上手く操って、お金儲けが上手い人間がスターになってしまう世の中なのです。
お金儲けの上手い人間であれば、少しくらい悪い事をしても許される世の中になってしまったのです。
「これが現在の大人の社会である」という事を確認した上で、2部に進みたいと思います。
虐めというものは、大人の社会のいたる所に存在します。
この大人の社会が子供の社会に影響を与えない筈はありません。
2部では、実際に虐められた場合にはどう対処すればよいのかを、私なりに提案を出したいと思います。
お時間のあるかたは、是非引き続きお読み下さい。
あたかも本当にこの世の中から虐めが撲滅出来るかのように・・・。
このお話は長くなりそうな話題ですので、なるべく短めに2部に分けてお話ししたいと思います。
先ず1部では「この世の中から虐めはなくならないであろう」という事をご説明してから、次に2部では 虐められた時の具体的な方法を提案したいと考えています。
・
長くなるといけませんから、先ず初めに結論からお話してしまいましょう。
私は以前から感じていたのですが・・・
「大人の世界に虐めが存在する以上、子供の世界の虐めも無くなる事はないであろう」と考えていました。
その例をいくつか挙げてみたいと思います。
先ず現在の世の中は、「悪人が美化される世の中である」という事です。
漫画家の手塚治虫氏も著書の中で、「最近は漫画を書く事も難しくなってきている」
「昔とは違って、正義の主人公よりも悪役の方に人気が出てしまう」というような意味の事を述べていました。
ごく最近のニュースでは「暴走族の高齢化が進んでいる」という事が書かれていました。
昔でしたら、暴走族は十代の頃には夢中になっていても、「二十歳を過ぎれば卒業」という人たちが多かったと思います。
何故ゆえに大人になっても暴走族を続けるようになってしまったのでしょうか。
私は色々な裁判の判決の結果を見ていまして、「日本という国は 犯罪者には甘く、被害者には厳しい世界だ」・・・とよく感じます。
・
死刑制度 廃止運動のようなものもあり、ますます犯罪者が増える事になるかも知れません。
法務大臣でさえ、自分のサイン一つで死刑が執行される事を嫌がり、自分の任期の間には死刑を執行しないような人も多いようです。
つまり死刑執行は「次期の法務大臣に任せてしまおう」というわけです。
それで「日本の犯罪者の死刑執行が何年も遅れるのだ」と批判を言う人もいるくらいです。
確かに極悪な犯罪者といえども「自分のサイン一つで1人の人間が死ぬ」というのは嫌な事ではありましょう。
それは人情としては分かりますが、日本の犯罪を減らすのが目的ですから、つまり被害者を減らすのが目的ですから、勇気を持って責務を遂行して頂きたいと思います。
例えば平和な人たちが住む街に、凶暴なクマやライオンのような動物が入り込んで来た時の事を考えてみて下さい。
確かにライオンやクマが人間を襲って殺したとしても、それは本来「悪い動物」というわけではありません。
たまたま人間の社会に迷い込んで来たのが原因であって、動物の自然の本能ですから仕方のない事かもしれません。
ですから「本来悪い動物ではないのに 殺すのは可哀想だ」という気持ちは分かります。
しかし、人間の命を守る為には、止むおえず殺さなければならない事もあるわけです。
また余程の異常者でない限り、どんな犯罪者であっても死刑は怖いのです。
実際に死刑が怖い為に 犯罪を犯さない人たちも多い事と思います。
私が死刑制度 廃止運動に疑問を持つのはこの点なのです。
犯罪者の事よりも被害者の事を優先に考えて頂きたいものだと思います。
・
私は以前、ライブドア事件の元社長であったH氏の事をエッセイにかいた事がありました。
私は政治や経済に関しては疎い方ですので、本来ならエッセイに書く事はないのですが、H氏の問題には政治や経済以上に大事な問題を含んでいると思ったからなのです。
このH氏は、「人の心は金で買える」、「人の心は金で動かせる」、「法律で禁止されていなければ何をしてもいい」などと豪語していた人です。
現在は保釈金5億円で刑務所から出てきていますが、ここでも金の力を見せ付けているわけです。
ちなみに田中元首相は、3億円で刑務所から出ています。
このH氏についてのお話をして、1部を終了したいと思います。
このH氏という人は、
「最終的には全てインターネットになるわけだから、いかに新聞やテレビを殺していくかが問題」
「その時に自分の傘下においた方が殺しやすい」とインタビューに答えている人です。
その為には先ず、ラジオやテレビを乗っ取ることから始めるわけです。
それで、ニッポン放送を乗っ取る事から始めました。
それに対してソフトバンクの社長は、「敵対的な合併は上手くいかないものです」というような意味の事を言っていたと思います。
アメリカなどでも敵対的な合併は既に古い考え方であると思われていて、日本のマスコミはH氏の事を「新風を吹き込む者」ととらえてもてはやしましたけれども、もう新しい考え方ではないのです。
「会社 乗っ取り」という言葉も古い言葉ですし、「敵対的な合併」というのも、世の中の何処にでもある事で珍しい事ではないと思いますが、普通なら陰で行われている事であって、一般の人たちは知らない事が多かったのではないかと思います。
ところが、このH氏に対しての日本のマスコミの取り上げようは 一体なんだったのでしょうか。
ほとんどお祭り騒ぎで、毎日のようにテレビに登場させて、ほとんど人気スター扱いでした。
視聴者から見れば、例えばそれが「悪い人」であったとしても、毎日のようにテレビに登場すれば、それは悪い人ではなく「タレントが悪役を演じているのだろう」というような錯覚が起きてしまい、その内にファンが増えて人気が出てスターのようになっていきます。
それがマスコミの非常に怖いところです。
それに輪をかけるように、人気占い師がH氏を褒め讃え、最後にはその人気から選挙にまで立候補をして、落選はしましたけれども、ある程度の票を獲得する事が出来たのです。
つまり現在の世の中は、法律に詳しい人間が、法律に触れるか触れないかのスレスレのところを上手く操って、お金儲けが上手い人間がスターになってしまう世の中なのです。
お金儲けの上手い人間であれば、少しくらい悪い事をしても許される世の中になってしまったのです。
「これが現在の大人の社会である」という事を確認した上で、2部に進みたいと思います。
虐めというものは、大人の社会のいたる所に存在します。
この大人の社会が子供の社会に影響を与えない筈はありません。
2部では、実際に虐められた場合にはどう対処すればよいのかを、私なりに提案を出したいと思います。
お時間のあるかたは、是非引き続きお読み下さい。
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