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干物の作製(フーリガン)

2006年05月21日 18時17分21秒 | アラスカ
フーリガンという魚をすくいに行って来た。
このフーリガンはキュウリウオと呼ばれる、シシャモによく似た魚。背鰭と尾鰭の間に脂鰭があるので、ワカサギ等と同じ鮭科の魚ではないだろうか。丸干ししてあぶって食べるとまさにシシャモ。
これがかなりターナゲン湾に回ってきているという情報を得て、早速出かけてきた。

この魚の捕り方は、入り江の岸から柄の長さ3mぐらいのタモ網ですくうだけという、至ってシンプルなもの。群が入っていると、1回すくうだけで20匹ぐらい捕れてしまうという、うれしい悲鳴が上がる状況になるらしい。
ただ、シンプルなのはいいのだが、漁場となるターナゲン湾の干満の差は11m。潮の流れは相当きついので、そこに3mの長い柄の網を突っ込むとなるとかなりの重労働になる。1時間も続けると体中が痛くなり、バラバラになりそうな感覚になる。日頃の運動不足もあるのかも知れないが、現時点でちょっと腕や太股がだるい感じなので明日以降、相当の筋肉痛を覚悟しなければならないだろう。

現場到着時は下げ潮だった。先にすくっていたネイティブさんに話を聞いたら、どうも3時間ぐらい前がかなりいい具合だったとのことで、バケツ一杯はすぐに捕れたとのことだった。今はどんな感じ?と聞くと、とてもスローになっているとのことだった。
当方の結果は、20匹すくった時点で寒さによりギブアップ。
曇りで風がかなり強く、真冬のような感覚だった。おまけにゴム手袋を忘れてしまったので、氷水に手を突っ込んでいるような状況になってしまい、手の感覚が無くなってしまった。せめて太陽が出てくれるか、風が無かったならもう少しがんばれたのかも知れない。

その後、冷たい風に追われるように現場をあとにし、帰宅。
残念なことに、すくった魚はすべてオスだった。
よって、丸干し計画は中止にして、「開き」を作ることにした。
背開きにして内臓をとり、立て塩してそのまま干し網に突っ込んだ。
出来上がりは、明後日ぐらいかな。美味くできたらまた捕りに行こうと思う。
今度は上げ潮の時間を狙って行ってみよう。
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