これからのこと 実家の整理と『老前整理』して生き生き暮らす

母の介護を終えて、自分ひとりになった私の日常を書いていきます。
甘えたくなる自分を励ましながら、日々精進です。

寝たきり

2015-12-04 17:55:11 | 日記

こんなに早くねたきりになるとは思わなかった。

尿を管でとり、ベットに横たわってねるでもなし、目をつむって自分の顔を触っている母を見たら、起きているのだと思い声をかけました。

おかあちゃん。

誰だい?

〇〇〇だよ。

ああ、〇〇ちゃんか。

ちぃさい子供はどうした?うちに置いてきたの?

(なんだかわかんないけど、私の子供のことかなと思ったので)うん、置いてきたから、帰らないといけない。

そうなんだ、寝てていいのかな?

うん、いいんだよ、おかあちゃんは、今日はここにお泊りだからね。

そうか、お泊りか。みんなもお泊りなのかな?

(みんなってデイサービスの人たちのこと?)そうだよ、みんなお泊りだよ。ゆっくり休んでね。

夕ご飯食べて寝るだけだからね。

そうか、まだ夕ご飯たべてないんだっけ?

こんな会話を何回か繰り返し私は帰りました。

私は何ももうできないことを悟り、病院にお任せして、何もないときには、毎日顔を出すことに決めました。

もう元には戻りません。

母にもっと優しくすればよかった。

もっといろんなとこに連れて行けばよかった。

きっと周りの人は、良くやってるよ、優しいよ。と言ってくれるでしょう。でも、介護はどんなにやっても、後悔が残るものなのでしょう。

母がうちに帰ってくることはあるのでしょうか?

今日はここまで。

 

 


これからの人生

主人を亡くし、母の介護で実家に一人戻り、母も見送り、4人の子供たちは、独立し、何の心配もないかに見える私の人生。 乳がんになってしまい、手術をし、一人、たくましく生きようと奮闘しています。