母はだいぶ弱ってきました。
寝てる時間が多くなってきて、話し方も弱く、大きな声が出せません。
食欲もなく、もう食べたくないといって口をつぐんでしまいます。
ほんの一か月前にはゆっくり歩いてデイサービスに通ってたのですが、もう歩くことができません。
点滴も腕にはさせなくなりました。
でも、お話が好きで、私が行くととても喜んでくれます。
病院は暖かく、ここにいていいのか?というようになりました。
今は3人の部屋で落ち着いています。
ほかの二人は寝てばかりいます。
口から食事をとっているのは母だけです。
何でもいいから、生きていてくれて、私に心の準備をさせてくれてありがたい。
母もなんだかもう長くないことがわかってきているようで、認知症なのに穏やかな笑顔がまぶしいです。
いい人生を過ごしてきたような顔をしていて私も心が穏やかになってきました。
まだまだ、生きていてもらいたい。
それが今の私の願いです。
認知症で癌なのに、人の心配ばかりしている母はやっぱり天使です。
ありがとうねと、すみません、どうもねが母の口癖です。
看護師さんや介護士たちは、母と接すると、やっぱり笑顔になって部屋を出ていきます。
きょうはここまで。