これからのこと 実家の整理と『老前整理』して生き生き暮らす

母の介護を終えて、自分ひとりになった私の日常を書いていきます。
甘えたくなる自分を励ましながら、日々精進です。

天使のように

2015-12-05 17:58:24 | 日記

今日は母の病院の後に、自分へのけじめのため、かかりつけのお医者さんに行ってきました。

菓子折りを持って、長い間ありがとうございました。と。

とってもすっきりしました。

お医者さんには会いませんでしたが、よかったと思っています。

7年前、父も結局はがんで亡くなったのですが見つけてもらえませんでした。

私としては、不本意でしたが、長い間お世話になったことには違いなく、無事に病院に入れたのですから、そこだけをきりとって感謝すべきなのでしょう。

母は、落ち着いていて、病院でゆっくりしているという感じで、私が言ったら、きみちゃんか?と言ってくれました。

我慢強く、痛いのだろうに、寝返りをしたいといって縛られているベルトを介護士さんに取ってもらった。

尿をつないでる管を外してしまうのでベルトで固定されている。

それが、いやみたいなのだが、我慢している。

いろいろやってもらって、その度に、ありがとう、すみませんと母は言う。

私にも言う。

母は小規模多機能住宅にいるときにもみんなから好かれていた。

母はこんな性格だったのだろうか?

もともとはおとなしく、感謝の気持ちいっぱいの人だったのだろう。

私は、そんな母を嫌がって、つらく当たるときもあった。

そうすると、怒った。そして最後には泣いて謝ってきた。その言い方が嫌だった。

でも、もうそんなやり取りも必要なくなった。

下の世話もしなくていいし、ようやく歩くのも私まで腰を曲げながら付き添う必要もない。

ただ、病院に横たわっている母に会いに行くだけ。

そんな私が帰るときは、明日また来るね。と言うと、 うん、明日ね。と言って返事をしてくれる。

自分も帰るといわれるかと思ったが、案外すんなり返事してくれた。

体がつらいのだろう。どこに行ってもすんなりとその場所になじむ人だ。

天使のように見えた。

今日は安心して帰ってこれた。

明日も行くからね。

きょうはここまで。


これからの人生

主人を亡くし、母の介護で実家に一人戻り、母も見送り、4人の子供たちは、独立し、何の心配もないかに見える私の人生。 乳がんになってしまい、手術をし、一人、たくましく生きようと奮闘しています。