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感染の疑いのある人が在宅している場合、その部屋はどのように換気したらいいのでしょうか。
新型コロナウイルスについては最新の知見で、いわゆる“マイクロ飛沫”と呼ぶ細かい飛沫がある程度、空気中を漂って、生存することが分かってきました。空気感染に近い感染経路への対策として「換気」が有効だと考えられますが、分からないことも多い。
というのも、飛沫感染と接触感染については、感染防止効果を示す科学的根拠があるのですが、近距離の空気感染については明確なものがないのです。このため、「換気による室温の低下や上昇に注意してできる限り多く」、としか答えようがないのが実情です。
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ただ、自宅で感染の疑いがない家族だけで過ごす場合は、建築基準法が規定する0.5回/h(1時間当たりに部屋の空気の半分が入れ替わること)でよいと考えています。
一方、自宅でパーティーを開くなど大人数で食事や会話をする場合は、この程度の換気回数では、政府のいう”三密”の状態になってしまうと思われます。
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ビルやホテルなどの非住宅では、省エネルギーのために換気量を必要最小限に絞り、窓を開けられないことが少なくありません。そんな場合は、換気設備が許す最大風量で運転するようお勧めします。
感染の疑いのある人が在宅している場合、その部屋はどのように換気したらいいのでしょうか。
感染の疑いのある人の部屋は、窓を開けて外気を取り入れる自然換気などによって、その室内で換気を完結するのが望ましいでしょう。
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換気経路(換気を⾏う際に空気の通る道筋)が独立している部屋で過ごすのが望ましいのですが、トイレや浴室、洗面所で機械を使って排気する第3種換気ではこれが難しい。
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そのため、感染の疑いのある人とない人の生活ゾーンを分け、感染の疑いのある人は換気経路のできるだけ「風下側」の部屋で療養するといいでしょう。感染した人の部屋の空気を、換気経路に通さないためです。
感染の疑いがある人と同居している家族は、その部屋に長時間いることは避けた方がいい。
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新型コロナウイルス感染症のクラスター(感染者の集団)発生を防ぐため、政府は3つの「密」(密閉空間、密集場所、密接場面)を避けるように注意喚起している。
換気には、窓を開けて行う自然換気と、ファン(送風機)を使った機械換気の2種類がある。
建築基準法では機械換気設備を設置する場合、一般的な居室では1人当たり、20m3/h以上の換気量が必要と定めている。
オフィスや商業施設では、機械換気設備がきちんと動いていれば、窓を閉めていても最低限の換気量を確保できるように設計してある。
03年7月以降に建てられた住宅についても、0.5回/h以上の換気回数を確保するために機械換気設備の設置が義務付けられている。
いわゆる「24時間換気」だ。
当時は建築基準法の改正によりシックハウス対策が強化された時期。
ホルムアルデヒド除去のために基本的な換気回数を定めた。
1時間当たり0.5回の換気回数は、1時間で部屋の体積の半分の空気を入れ換えることを意味する。
ただし、最低限の換気量を確保できていても、室内に設計時の想定以上の人がいれば換気は悪くなる。
オフィスでは10m2に1人程度が適切な密度。
室内に間仕切りを追加するなど、設計時と異なる使い方をしていれば換気の悪い空間になる恐れがある
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東京都世田谷区奥沢1-58-8
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