『ashの森へようこそ』の 毎日制作 …"自分だけの宝物"になるちょっと凝った遊び心溢れる動物バックの制作日記

常に悩み,必死にもがき,時々放り出し,できない自分に嘆き,よくサボり,でも推し活だけは熱心…なバッグ制作者の奮闘する日々

私がリスペクトする人

2013-02-05 23:02:46 | おうち一人手芸部
10年以上前の話。。。

私は子供ができなくて自分の将来どうしたらいいかわかんなくて。。
これから一人きり過ごさなければならない長い時間を悲観して、
何して生きていこうかともんもんと考えて。。。。

そして、「何かを作って生きていこう」、と決めた。

いろいろ考えて、
その結果「彫金」を選んで、
週に1回教室に通って、
ほぼ毎日朝から晩まで作業机とガス台に向かって作ってた。

最初は技術を磨くので精一杯。
その後は自分らしいデザインすること夢中になって。
そんな毎日だった。。。


でも、
その頃同じ教室で、Hさんが作家デビューされ、
個展のお祝いに行った私。
その作品たちを見て、雷に打たれたくらいの衝撃を受けた。

それは金属でできたロボットや魚のオブジェたち。

自分にはとても思いつかない斬新なデザイン、
そして素晴らしい完成度。
それはもう神々しいくらいで、
棒立ちでつっ立ってた自分を思い出すくらい。。。


教室で一緒にいた時は「追いつきたい」ってそれだけだったけど、
Hさんの作品を見て
「追いつくなんてとても無理」と思った。
でもそれは敗北感ではなく、
清々しいくらいの気持ち。
「こんな作品作れるなんてすごい!尊敬」、ただそれだけだった。


それからHさんはわたしのリスペクトするアーティストとなった。



そのHさんが、立川の伊勢丹で作品販売されるという。
先週木曜日から今日まで。
ずっと忙しかったけど、今日はやっと時間が取れそう。
朝一に学校ボランティアがあったけど、
終わってからすぐバスに乗り、立川へ。

私が香港行ったり出産したり中国に行ったり…
で、合うのは6・7年ぶり。


キラキラ光る伊勢丹の中で
Hさんは全然変わらない姿で立ってました。

嬉しかった!!!


    

今は、体力と製作場所の関係でオブジェは作られてないそう。

でも斬新なデザインと石使いは
さすがHさんのデザイン。


いっぱい話して、いっぱい笑って、
元気もらってやる気もらって。


私ももっと頑張ろう。


でもまた彫金もやりたくなっちゃったなぁ~。

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