[この記事は Doblog に 2005-10-02 06:14:49 付で載せていたものです]
OS(Windows, Mac OS, Linux など)が起動しないことがあります.
ハードディスク内には大事なデータが入っています.
このデータだけは救いたい.
そんな場合,CD/DVDドライブからブート(起動)できるOSがあれば
データを救うことができます.
# ハードディスクが物理的に壊れている
(回転しない,ヘッドが正常に動かない等),
BIOS がハードディスクを認識できていないなどの場合は,
以下の方法では対処できません.
別途,要ご相談です・・・ ^_^;
さて,前述の目的でご紹介するのが KNOPPIX (クノーピクス).
Wikipedia によると,次のとおりです.
---------------------------------------------------------------
KNOPPIX(クノーピクス)とは、
CD-ROMからブート(起動)することに特化した Debian ベースの Linux ディストリビューション。
概要インストールせずにCDから立ち上がるため、
ハードディスクに変更を加えずにLinux 環境でさまざまなコマンドが使える。
多くの項目を自動設定する機能が備わっており、
LANにつながっていれば自動的に接続設定がおこなわれる。
元々はドイツの Klaus Knopperという人物が Debian パッケージを元に開発しており、
日本語版は独立行政法人の産業技術総合研究所がおこなっている。
1CDブータブルオペレーティングシステムであるが、
OpenOffice.orgなどのアプリケーションソフトが付属しており、
また作成したデータはフロッピーディスクなどに保存できる。
そのため、ウェブメールなどと組み合わせれば旅行先で自国語環境で
簡単な仕事を行うことができる。
---------------------------------------------------------------
# 外国とかネットカフェとかで別のPCを使う場合に,
KONOPPIX を仕込んだ1枚の CD/DVD を持参して行けば,
Web も使えるし,MS-Office のファイルが読み書きできるし,
いろんな用途がありそうですね.
.KNOPPIX (クノーピクス) はオープンソースです
http://www.knoppix.org/ からダウンロードすることができます.
最新バージョン(4.0)では,マイクロソフト・オフィス(MS-Office)によく似た OpenOffice,
Web ブラウザやユーティリティ,あるいはゲームなどが入っており,
サイズが大きくなっています.
なので,ダウンロードして,ブータブル(起動可能な)CDとかDVDを作るのはオススメしません.
一番簡単なのは,本屋さんに行って「DOS/V(ドス・ブイ)マガジン」の「11月号」(980円)を買ってくることです.
これには KNOPPIX 4.0 が入った DVD-ROM が付録でついています.
# 緊急事態への備えがわずか 980円で買え,おまけに
(ちょっとオタク的な)PC関連の知識が身に付くなら安いものです.
私はPCの知識の20%くらいはこの雑誌から得ているような気がします.
さて,私の環境で KNOPPIX (クノーピクス) を試してみました.
前述の雑誌付録の DVD-ROM を使いました.
本稿の目的は,ハードディスクから Windows が起動しない場合にKNOPPIX (クノーピクス) を起動し,
ハードディスク内のファイルを救い出すことです.
逆に言えば,KNOPPIX (クノーピクス) を起動して,
ハードディスク(内のファイル)が見えなくてはなりません.
上の画像は Windows から見た愛機のドライブ構成です.
ディスク 0 は,200GB のハードディスク.
ディスク 1 は,160GB のハードディスク(2台)をRAID 0 構成にしています.
2台のドライブですが Windows からは1台に見えています.
# RAID 0(ストライピング)は,耐障害性ゼロです.
どちらかのディスクが壊れたら,2台ともアウト.
ただし,高速です.
余裕ができたら RAID 1 + 0 (ミラーリング+ストライピング)にして,
耐障害性と高速性と併せ持つようにしたいのですが,
ディスクが4台必要.
なので,できるのは年末になりそう.
それまではHDD障害が発生しませんように・・・
RAID 0 のために(Promise)FastTRAK TX-2000 というカードを使っています.
KNOPPIX (クノーピクス) で,このカードが正しく扱われないと,
これに接続した2つのドライブは見えません.
で,結果は・・・OKでした.
全てのドライブが見えました.
実際にハードディスクのデータを救うためには,
USB や IEEE 1394 接続のハードディスクなど(*1)が必要です.
別メディアにコピーする必要があるためです.
(*1)USB や IEEE 1394 接続のハードディスクなど:
USB 接続の外付けハードディスクが最もポピュラーなコピー先でしょう.
これ以外に NAS(ネットワーク接続したディスク)とか,
CD-R/DVD-R など.の光メディア(への焼きこみ)も可能性としてありそうです.
今回はそこまでは検証していません.^_^;
より現実的な検証(上述の *1)は別の機会に行いたいと思います.
緊急避難的なケースに備えて KONOPPIX (クノーピクdス) をご紹介しました.
# 蛇足ですが,CD でブートするためには BIOS の設定を変える必要があります.
本稿をお読みの方は既にご承知のことと思うので,説明は省略します
OS(Windows, Mac OS, Linux など)が起動しないことがあります.
ハードディスク内には大事なデータが入っています.
このデータだけは救いたい.
そんな場合,CD/DVDドライブからブート(起動)できるOSがあれば
データを救うことができます.
# ハードディスクが物理的に壊れている
(回転しない,ヘッドが正常に動かない等),
BIOS がハードディスクを認識できていないなどの場合は,
以下の方法では対処できません.
別途,要ご相談です・・・ ^_^;
さて,前述の目的でご紹介するのが KNOPPIX (クノーピクス).
Wikipedia によると,次のとおりです.
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KNOPPIX(クノーピクス)とは、
CD-ROMからブート(起動)することに特化した Debian ベースの Linux ディストリビューション。
概要インストールせずにCDから立ち上がるため、
ハードディスクに変更を加えずにLinux 環境でさまざまなコマンドが使える。
多くの項目を自動設定する機能が備わっており、
LANにつながっていれば自動的に接続設定がおこなわれる。
元々はドイツの Klaus Knopperという人物が Debian パッケージを元に開発しており、
日本語版は独立行政法人の産業技術総合研究所がおこなっている。
1CDブータブルオペレーティングシステムであるが、
OpenOffice.orgなどのアプリケーションソフトが付属しており、
また作成したデータはフロッピーディスクなどに保存できる。
そのため、ウェブメールなどと組み合わせれば旅行先で自国語環境で
簡単な仕事を行うことができる。
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# 外国とかネットカフェとかで別のPCを使う場合に,
KONOPPIX を仕込んだ1枚の CD/DVD を持参して行けば,
Web も使えるし,MS-Office のファイルが読み書きできるし,
いろんな用途がありそうですね.
.KNOPPIX (クノーピクス) はオープンソースです
http://www.knoppix.org/ からダウンロードすることができます.
最新バージョン(4.0)では,マイクロソフト・オフィス(MS-Office)によく似た OpenOffice,
Web ブラウザやユーティリティ,あるいはゲームなどが入っており,
サイズが大きくなっています.
なので,ダウンロードして,ブータブル(起動可能な)CDとかDVDを作るのはオススメしません.
一番簡単なのは,本屋さんに行って「DOS/V(ドス・ブイ)マガジン」の「11月号」(980円)を買ってくることです.
これには KNOPPIX 4.0 が入った DVD-ROM が付録でついています.
# 緊急事態への備えがわずか 980円で買え,おまけに
(ちょっとオタク的な)PC関連の知識が身に付くなら安いものです.
私はPCの知識の20%くらいはこの雑誌から得ているような気がします.
さて,私の環境で KNOPPIX (クノーピクス) を試してみました.
前述の雑誌付録の DVD-ROM を使いました.
本稿の目的は,ハードディスクから Windows が起動しない場合にKNOPPIX (クノーピクス) を起動し,
ハードディスク内のファイルを救い出すことです.
逆に言えば,KNOPPIX (クノーピクス) を起動して,
ハードディスク(内のファイル)が見えなくてはなりません.
上の画像は Windows から見た愛機のドライブ構成です.
ディスク 0 は,200GB のハードディスク.
ディスク 1 は,160GB のハードディスク(2台)をRAID 0 構成にしています.
2台のドライブですが Windows からは1台に見えています.
# RAID 0(ストライピング)は,耐障害性ゼロです.
どちらかのディスクが壊れたら,2台ともアウト.
ただし,高速です.
余裕ができたら RAID 1 + 0 (ミラーリング+ストライピング)にして,
耐障害性と高速性と併せ持つようにしたいのですが,
ディスクが4台必要.
なので,できるのは年末になりそう.
それまではHDD障害が発生しませんように・・・
RAID 0 のために(Promise)FastTRAK TX-2000 というカードを使っています.
KNOPPIX (クノーピクス) で,このカードが正しく扱われないと,
これに接続した2つのドライブは見えません.
で,結果は・・・OKでした.
全てのドライブが見えました.
実際にハードディスクのデータを救うためには,
USB や IEEE 1394 接続のハードディスクなど(*1)が必要です.
別メディアにコピーする必要があるためです.
(*1)USB や IEEE 1394 接続のハードディスクなど:
USB 接続の外付けハードディスクが最もポピュラーなコピー先でしょう.
これ以外に NAS(ネットワーク接続したディスク)とか,
CD-R/DVD-R など.の光メディア(への焼きこみ)も可能性としてありそうです.
今回はそこまでは検証していません.^_^;
より現実的な検証(上述の *1)は別の機会に行いたいと思います.
緊急避難的なケースに備えて KONOPPIX (クノーピクdス) をご紹介しました.
# 蛇足ですが,CD でブートするためには BIOS の設定を変える必要があります.
本稿をお読みの方は既にご承知のことと思うので,説明は省略します