Windows 10 [154] : パソコンが速くなる・・・次期大型アップデートにて

今年早々、Spectre が話題になりました。

　　Spectre とは、パソコンの心臓部・CPU の投機的実行という高速化の仕組みに内包されている脆弱性。

　　今のCPUは高速。
　　余力があるので待たせておくのはモッタイナイ。
　　その余力を使い、投機的実行を行う・・・
　　ある条件を満たすならA処理を実行する、満たさないならB処理を実行するという命令があれば、
　　条件判断をする前にA処理とB処理を実行しておく・・・
　　条件判断の結果が出たとき、不要な処理（条件を満たさなかった処理）を破棄する・・・
　　なので、パソコンの高速化につながる。

　　そんな高速化の仕組みに悪用される脆弱性がある・・・というもの。

この脆弱性を緩和する対策をほどこした結果、パソコンの動作が遅くなる。　　
　　　　
　　誰でも自分のパソコンがサクサク動いてくれるのを望みます。
　　かといって脆弱性が残っているのもウレシクない・・・

さて、Windows 10 では年に２回、大型アップデートがあります。
脆弱性を緩和しつつも速度低下を防ぐ仕組みが来年春の大型アップデート（コード名: 19H1）に入ってくるようです。

＃　出典はここ・・・
　　Windows 10’s Next Update Will Make Your PC Faster, Thanks to Better Spectre Fixes

なぜ来年まで待たせるの？、年内に出してよ！という気持ちになります。
善は急げ、なのに・・・

＃　10月早々に出した October 2018 Update での失態に懲りているのでしょうか？
　　現在、開発中・・・ということらしいです。

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