［この記事は Doblog に 2005-08-29 22:55:34 付で載せていたものです］
以下，本当の話です．
若い子とのデイトも嘘ではありませんが，ＰＣの話題は深刻な実話です．
パソコンは機械モノなので，やがては壊れます．
壊れる時期は分かりませんが，確実に壊れます．
それは確かです．
● 仮にメモリ自体が壊れたとしましょう（頻度は少ない）．
壊れたら交換しましょう．
容量や仕様にもよりますが，２５６ＭＢのメモリは
デスクトップ用なら数千円，ノート用のメーカ純正品でも数万円
（これは高すぎると文句を言いたい）．
● 仮にＣＰＵが壊れたとしましょう（知っている実例は数件のみ）．
壊れたら交換です．
どんなに高価でも１０万円はしません（個人用ならば）．
● 仮にハードディスクが壊れたとしましょう（かなりの頻度で発生します）．
もちろんこれも壊れたら交換です．
数万円でより大容量・高速のものが入手できます．
で，最も高くつくのがデータです．
お店で買えるハードウェアではありません．
このブログ（今は運用停止の Doblog：後日注記）でも，
サーバが混み合う時間帯ではせっかく書いた文章を投稿できずに，
文章が消失してしまった経験をお持ちの方も多いと思います．
非常に悔しい思いをします．
その記事は数十分の努力の結晶だったに違いありません．
しかし，数十時間の汗の結晶が，ひとつではなく幾つもの結晶が，
瞬時にして消失するとなると，ブログの記事以上に諦め切れないでしょう．
ましてやそれが会社の財産ともいうべきものならば，泣くに泣けません．
前述のとおり，ハードディスクは壊れやすいものの横綱です．
さらに悪い事に，そこには貴重なデータが大量に書き込まれています．
・・・ここまでは一般論（あなたにもありうること）です．
以下はその事例です．
先週末に発生しました．
ハードディスクが逝っちゃいました．
ノートＰＣなのでＨＤＤの容量は大したことはありません．
でも，そこに納められているデータは当人（私じゃないですよ）にとっては
かけがえのないもの．
役付者で多少の決裁権がある人のＰＣ（のＨＤＤ）が昇天しました．
信頼のおけるデータリカバリ（復旧）業者とお付き合いしています．
ハードディスク障害は年に数十回発生し，
その大半はユーザ自身が諦める（消失しても影響の無い，あるいはバックアップがある）データなので費用の発生はありません．
しかし，その内の数件は消失したら泣いてしまうもの．
ヘルプデスクに相談があり，私たちも多少の装置やソフトを持っているので，
何とか救いたい（データ復旧したい）と頑張ります．
でも，結局は素人に毛の生えた程度の集団なので，
最終的にはデータリカバリ業者に相談します．
私たちが救えなかったＨＤＤを業者に送ります．
復旧の可能性と，復旧すればどれほどの費用が発生するかを
見積もってもらうためです．
見積を取るだけで２万円ほどかかります．
さすがに専門の（クリーンルームもあれば，ノウハウもある）業者は，
経験的には依頼件数の９０％近くを完璧に復旧可能との見積を提出します．
完全に復旧することはできないと言われたこともありますが，
その原因は当方も理解できるので，業者の能力は確かなものだと思っています．
問題はその（データ復旧してもらう）価格です．
見積してもらうのに２万円はやむなしです．
が，データ復旧をしてもらうのに数十万円は当たり前．
１００万円を超す見積もありました．
・・・５０万円前後で，実際にデータ復旧してもらったケースは１０件未満．
１００万円以上の復旧を実行してもらったことはありません．
たいていの人は見積金額に恐れをなして，復旧依頼を断念します．
今回の（先週末，相談された）ケースは１００万円も厭わないというものでした．
データ復旧にかかる費用は当方でも推測できるようになりました．
数は少ないのですが事例（実例）を収集しているので見当がつきます．
今回のケースは当方の予測でも１００万円以上となるはずです．
それを覚悟して頂けることを前提に（念押しして），
次のステップに移る予定です・・・
会社としては少なからぬ損失です．
さて，長々と書きましたが，結論はひとつ．
タイトルどおり「バックアップしてますか？」です．
今は個人でも（私の場合なら飲み会を数回控えたら）
バックアップできる環境が作れます．
バックアップ環境とは，
例えば，もう一つのハードディスクであったり，ＣＤ－Ｒであったり・・・
要するに，データを別媒体にコピーできる環境です．
消えても問題が無いものは，例えば Windows（ＯＳ）とか，
Word／Excel など（アプリケーション・ソフト）です．
これらはメディアさえあれば，再インストールすればよいのです．
多少の時間はかかりますが，完全に復旧可能です．
しかし，営々と作り上げた／入力したデータは地上に唯一のもので，
それを再現するとなると，気の遠くなるような努力が必要なはず．
プログラミングをなさっておられたら，
もう一度，ゼロからコーディングするなんて出来ないはず．
そんな重要なものが，最も壊れやすいハードディスクに保存されているのです．
バックアップ（コピー）しておいて下さい．
明日とは言わず，今すぐにでもバックアップして下さい．
＃ 自慢じゃないけど（自慢してますが・・・）
私は複数のメディア（ハードディスクです）にバックアップしています．
会社ではお金が自由にならない（上長の許可なく数十万を支払えるような
立場ではない）のでバックアップしていますし，
家庭では・・・あっ，やはりお金は無いけれどバックアップしています．
＃ 送受信したメールもバックアップしていますし，
もちろん自分で作った資料とかプログラムも，
少なくとも二重化（バックアップ）しています．
泣いてからでは遅いのです．
泣く前に笑ってバックアップして下さい．
以下，本当の話です．
若い子とのデイトも嘘ではありませんが，ＰＣの話題は深刻な実話です．
パソコンは機械モノなので，やがては壊れます．
壊れる時期は分かりませんが，確実に壊れます．
それは確かです．
● 仮にメモリ自体が壊れたとしましょう（頻度は少ない）．
壊れたら交換しましょう．
容量や仕様にもよりますが，２５６ＭＢのメモリは
デスクトップ用なら数千円，ノート用のメーカ純正品でも数万円
（これは高すぎると文句を言いたい）．
● 仮にＣＰＵが壊れたとしましょう（知っている実例は数件のみ）．
壊れたら交換です．
どんなに高価でも１０万円はしません（個人用ならば）．
● 仮にハードディスクが壊れたとしましょう（かなりの頻度で発生します）．
もちろんこれも壊れたら交換です．
数万円でより大容量・高速のものが入手できます．
で，最も高くつくのがデータです．
お店で買えるハードウェアではありません．
このブログ（今は運用停止の Doblog：後日注記）でも，
サーバが混み合う時間帯ではせっかく書いた文章を投稿できずに，
文章が消失してしまった経験をお持ちの方も多いと思います．
非常に悔しい思いをします．
その記事は数十分の努力の結晶だったに違いありません．
しかし，数十時間の汗の結晶が，ひとつではなく幾つもの結晶が，
瞬時にして消失するとなると，ブログの記事以上に諦め切れないでしょう．
ましてやそれが会社の財産ともいうべきものならば，泣くに泣けません．
前述のとおり，ハードディスクは壊れやすいものの横綱です．
さらに悪い事に，そこには貴重なデータが大量に書き込まれています．
・・・ここまでは一般論（あなたにもありうること）です．
以下はその事例です．
先週末に発生しました．
ハードディスクが逝っちゃいました．
ノートＰＣなのでＨＤＤの容量は大したことはありません．
でも，そこに納められているデータは当人（私じゃないですよ）にとっては
かけがえのないもの．
役付者で多少の決裁権がある人のＰＣ（のＨＤＤ）が昇天しました．
信頼のおけるデータリカバリ（復旧）業者とお付き合いしています．
ハードディスク障害は年に数十回発生し，
その大半はユーザ自身が諦める（消失しても影響の無い，あるいはバックアップがある）データなので費用の発生はありません．
しかし，その内の数件は消失したら泣いてしまうもの．
ヘルプデスクに相談があり，私たちも多少の装置やソフトを持っているので，
何とか救いたい（データ復旧したい）と頑張ります．
でも，結局は素人に毛の生えた程度の集団なので，
最終的にはデータリカバリ業者に相談します．
私たちが救えなかったＨＤＤを業者に送ります．
復旧の可能性と，復旧すればどれほどの費用が発生するかを
見積もってもらうためです．
見積を取るだけで２万円ほどかかります．
さすがに専門の（クリーンルームもあれば，ノウハウもある）業者は，
経験的には依頼件数の９０％近くを完璧に復旧可能との見積を提出します．
完全に復旧することはできないと言われたこともありますが，
その原因は当方も理解できるので，業者の能力は確かなものだと思っています．
問題はその（データ復旧してもらう）価格です．
見積してもらうのに２万円はやむなしです．
が，データ復旧をしてもらうのに数十万円は当たり前．
１００万円を超す見積もありました．
・・・５０万円前後で，実際にデータ復旧してもらったケースは１０件未満．
１００万円以上の復旧を実行してもらったことはありません．
たいていの人は見積金額に恐れをなして，復旧依頼を断念します．
今回の（先週末，相談された）ケースは１００万円も厭わないというものでした．
データ復旧にかかる費用は当方でも推測できるようになりました．
数は少ないのですが事例（実例）を収集しているので見当がつきます．
今回のケースは当方の予測でも１００万円以上となるはずです．
それを覚悟して頂けることを前提に（念押しして），
次のステップに移る予定です・・・
会社としては少なからぬ損失です．
さて，長々と書きましたが，結論はひとつ．
タイトルどおり「バックアップしてますか？」です．
今は個人でも（私の場合なら飲み会を数回控えたら）
バックアップできる環境が作れます．
バックアップ環境とは，
例えば，もう一つのハードディスクであったり，ＣＤ－Ｒであったり・・・
要するに，データを別媒体にコピーできる環境です．
消えても問題が無いものは，例えば Windows（ＯＳ）とか，
Word／Excel など（アプリケーション・ソフト）です．
これらはメディアさえあれば，再インストールすればよいのです．
多少の時間はかかりますが，完全に復旧可能です．
しかし，営々と作り上げた／入力したデータは地上に唯一のもので，
それを再現するとなると，気の遠くなるような努力が必要なはず．
プログラミングをなさっておられたら，
もう一度，ゼロからコーディングするなんて出来ないはず．
そんな重要なものが，最も壊れやすいハードディスクに保存されているのです．
バックアップ（コピー）しておいて下さい．
明日とは言わず，今すぐにでもバックアップして下さい．
＃ 自慢じゃないけど（自慢してますが・・・）
私は複数のメディア（ハードディスクです）にバックアップしています．
会社ではお金が自由にならない（上長の許可なく数十万を支払えるような
立場ではない）のでバックアップしていますし，
家庭では・・・あっ，やはりお金は無いけれどバックアップしています．
＃ 送受信したメールもバックアップしていますし，
もちろん自分で作った資料とかプログラムも，
少なくとも二重化（バックアップ）しています．
泣いてからでは遅いのです．
泣く前に笑ってバックアップして下さい．
