Virtual PC 2007 で Windows 98SE を動かしたい.
昔のゲーム(Win. XP, Vista では動作しない)を
動かしてみたいからである.
ところが,ちょいと面倒手順を踏まなければならなかった.
と言うのも,手持ちの Win. 98SE CDはブータブルではない.
MS-DOS を起動してから,Win. 98SE を setup する必要がある.
ところが,オヤヂのPCではFDドライブが使えない.
さてどうしたものか・・・
大雑把にいうと右図のようにしようと考えた.
.
----------------------------
右図の番号順に説明すると以下のようになる.
[1] Virtual PC 2007
まず,女房マシンに Virtual PC 2007(以下 V-PC 2007)をインストールする.
V-PC 2007 を起動し,新しいバーチャルハードディスクを作成する.
名前は "Windows 98SE" とする.
デフォルトでは,バーチャルディスク(のサイズ)は容量可変である.
これでは MS-DOS 下で Win. 98SE をインストールできない.
FDISK でパーティションを確保し,FORMAT しておく必要がある.
そのため,バーチャルハードディスクの容量を固定にする.
この変換作業に結構時間がかかる.
[2] MS-DOS with MSCDEX
バーチャルハードディスクが確保できたら,
V-PC 2007 で "Windows 98SE" を起動し,
そこから FD の MS-DOS を起動する.
この FD では CD-ROM ドライブを使えるように
(昔なじんだ) config.sys と autoexec.bat で細工をしておく.
・・・文字で書くと何だかとてもヤヤコシイが,手順は簡単.
MD-DOS が起動すれば,
fdisk でパーティションを作成し,active にしておく.
C ドライブを format する.sys コマンドでシステムを転送する.
[3] Windows 98SE
CD-ROM ドライブ(Win. 98SE)中の setup.exe を起動し,
Windows 98SE をインストールする.
なお,upgrade 版の Windows 98SE は DOS からはインストールできない.
upgrade 版しか持っていない場合は,DOS からインストールできる
Windows 95 を先にインストールしておく必要がある.
[4] Windows 98SE
女房マシンの V-PC 2007 で
"Windows 98SE" のバーチャルハードディスクが出来たら,
それをオヤヂPCにネットワーク経由でコピーする.
(*1) コピー対象のバーチャルハードディスク:
. . バーチャルハードディスク本体は ~.vhd.
[5] Virtual PC 2007
オヤヂPCで V-PC 2007 を起動し,
[4]でコピーした "Windows 98SE"(バーチャルハードディスク)を
動かす.
予定どおりにできるだろうか.
机上の考えは,現実を前にしてしばしば躓く・・・
.
----------------------------
・・・で,本日の結果報告.
朝から遊んでいるが,
MS-DOS の FD 作成に余分な時間を費やした.
TechNet で入手した MS-DOS 6.2/V イメージがある.
これを FD に展開できたのだが,
expand コマンドを使わないと本来のファイルにならないものがある.
"EMM386.EX_" とか "HIMEM.SY_" のように
拡張子の末尾が "_" で終わっているものは圧縮ファイルなので,
逐一 expand コマンドで展開しなければならない.
この expand コマンドは,Vista の DOS 窓でも XP のそれでも動作しない.
やむなく Virtual PC 2007 を起動し,
そこからバーチャル環境で FD ブートして(MS-DOS を起動して)
expand コマンドを使うことになる.
バーチャルな Win. 98SE を作るために,
バーチャルな MS-DOS を作り,
そこから Win. 98SE のインストール用に MS-DOS のコマンドをたたく・・・
# Windows 95 / 98 / 98SE / ME 用のPCをお持ちの方は
. . それらを大切に,稼働可能な状態で保管なさるがよいだろう.
ようやく必要最低限の MS-DOS 起動 FD が作成できた.
V-PC 2007 で起動した.
Win. 95 の setup で躓いた.
日本語表示ができなくて,文字化けしたメッセージが表示されて
Win. 95 すらインストールできない.
昨夜の飲み会の疲れを引きずりながら,
女房PCとオヤヂPCを行ったり来たりしながら,
その間にTVを見たり・・・
・・・夕闇が忍び寄り,おイモさんタイムが近づいた.
今日はこれで打ち止めだ.
ふがいない自分に呆れつつ,
それを忘れるためにおイモさんに慰めてもらうことにする・・・
.
----------------------------
なお,V-PC 2007 では( 2004 も同じだったが)
PC環境をエミュレートするので,BIOS も備わっている.
V-PC 2007 でバーチャルハードディスク(ゲストOS)を起動し,
その直後に [Delete] キーを押せば,
通常のPCのように BIOS セットアップ画面が現れる.
BIOS もエミュレートされていることがよく分かる.
まさに仮想環境.
有り難いことに CPU だけは,エミュレーション動作ではなく,
native な CPU が使われる.
高速な CPU が無駄になることはないのでご安心を・・・
昔のゲーム(Win. XP, Vista では動作しない)を
動かしてみたいからである.
ところが,ちょいと面倒手順を踏まなければならなかった.
と言うのも,手持ちの Win. 98SE CDはブータブルではない.
MS-DOS を起動してから,Win. 98SE を setup する必要がある.
ところが,オヤヂのPCではFDドライブが使えない.
さてどうしたものか・・・
大雑把にいうと右図のようにしようと考えた.
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右図の番号順に説明すると以下のようになる.
[1] Virtual PC 2007
まず,女房マシンに Virtual PC 2007(以下 V-PC 2007)をインストールする.
V-PC 2007 を起動し,新しいバーチャルハードディスクを作成する.
名前は "Windows 98SE" とする.
デフォルトでは,バーチャルディスク(のサイズ)は容量可変である.
これでは MS-DOS 下で Win. 98SE をインストールできない.
FDISK でパーティションを確保し,FORMAT しておく必要がある.
そのため,バーチャルハードディスクの容量を固定にする.
この変換作業に結構時間がかかる.
[2] MS-DOS with MSCDEX
バーチャルハードディスクが確保できたら,
V-PC 2007 で "Windows 98SE" を起動し,
そこから FD の MS-DOS を起動する.
この FD では CD-ROM ドライブを使えるように
(昔なじんだ) config.sys と autoexec.bat で細工をしておく.
・・・文字で書くと何だかとてもヤヤコシイが,手順は簡単.
MD-DOS が起動すれば,
fdisk でパーティションを作成し,active にしておく.
C ドライブを format する.sys コマンドでシステムを転送する.
[3] Windows 98SE
CD-ROM ドライブ(Win. 98SE)中の setup.exe を起動し,
Windows 98SE をインストールする.
なお,upgrade 版の Windows 98SE は DOS からはインストールできない.
upgrade 版しか持っていない場合は,DOS からインストールできる
Windows 95 を先にインストールしておく必要がある.
[4] Windows 98SE
女房マシンの V-PC 2007 で
"Windows 98SE" のバーチャルハードディスクが出来たら,
それをオヤヂPCにネットワーク経由でコピーする.
(*1) コピー対象のバーチャルハードディスク:
. . バーチャルハードディスク本体は ~.vhd.
[5] Virtual PC 2007
オヤヂPCで V-PC 2007 を起動し,
[4]でコピーした "Windows 98SE"(バーチャルハードディスク)を
動かす.
予定どおりにできるだろうか.
机上の考えは,現実を前にしてしばしば躓く・・・
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・・・で,本日の結果報告.
朝から遊んでいるが,
MS-DOS の FD 作成に余分な時間を費やした.
TechNet で入手した MS-DOS 6.2/V イメージがある.
これを FD に展開できたのだが,
expand コマンドを使わないと本来のファイルにならないものがある.
"EMM386.EX_" とか "HIMEM.SY_" のように
拡張子の末尾が "_" で終わっているものは圧縮ファイルなので,
逐一 expand コマンドで展開しなければならない.
この expand コマンドは,Vista の DOS 窓でも XP のそれでも動作しない.
やむなく Virtual PC 2007 を起動し,
そこからバーチャル環境で FD ブートして(MS-DOS を起動して)
expand コマンドを使うことになる.
バーチャルな Win. 98SE を作るために,
バーチャルな MS-DOS を作り,
そこから Win. 98SE のインストール用に MS-DOS のコマンドをたたく・・・
# Windows 95 / 98 / 98SE / ME 用のPCをお持ちの方は
. . それらを大切に,稼働可能な状態で保管なさるがよいだろう.
ようやく必要最低限の MS-DOS 起動 FD が作成できた.
V-PC 2007 で起動した.
Win. 95 の setup で躓いた.
日本語表示ができなくて,文字化けしたメッセージが表示されて
Win. 95 すらインストールできない.
昨夜の飲み会の疲れを引きずりながら,
女房PCとオヤヂPCを行ったり来たりしながら,
その間にTVを見たり・・・
・・・夕闇が忍び寄り,おイモさんタイムが近づいた.
今日はこれで打ち止めだ.
ふがいない自分に呆れつつ,
それを忘れるためにおイモさんに慰めてもらうことにする・・・
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なお,V-PC 2007 では( 2004 も同じだったが)
PC環境をエミュレートするので,BIOS も備わっている.
V-PC 2007 でバーチャルハードディスク(ゲストOS)を起動し,
その直後に [Delete] キーを押せば,
通常のPCのように BIOS セットアップ画面が現れる.
BIOS もエミュレートされていることがよく分かる.
まさに仮想環境.
有り難いことに CPU だけは,エミュレーション動作ではなく,
native な CPU が使われる.
高速な CPU が無駄になることはないのでご安心を・・・