この記事は Doblog に 2006/10/22 09:17:32 付けで載せていたものです.
・・・ドブログG さんの記事に触発されて・・・
Video iPod にウイルスが混入していたことについてのアップルの記事.
日本語サイトと英語サイトの違う点と同じ点に注目しました.
英文が元で,日本文はその翻訳だと思います.
なので,同じで当たり前なのですが,違いもあるようで・・・
------------------------------------------------------
英文:
As you might imagine, we are upset at Windows for not being more hardy against such viruses, and even more upset with ourselves for not catching it.
------------------------------------------------------
日本文:
Windows がこのようなウイルスに対して脆弱であること、それ以上にアップルが出荷前に問題を把握できなかったことを大変遺憾に思います。
------------------------------------------------------
# Apple の Video iPod に混入したウイルスは,
iPod 自体に悪さをするものではなく,
iPod と接続した Windows PCに影響を及ぼすもの.
さて,彼我の異同ですが,先ずは違う点から.
日本語の「大変遺憾に思います」に対し,英語では "we are upset at/with".
専門家に聞いてみたいのですが,upset at/with は「遺憾に思う」よりもずっと強いトーンなのではないでしょうか.
遺憾に思うなんて,他人事みたいなことは言わないでほしい・・・
# 「英辞郎」で引くと
upset at は 憤慨する.
upset with は 頭にきている.
動揺するオヤヂが訳すなら,Windows にこのような脆弱性があることに憤慨し,自社製品に混入したウイルスに気付かなかった自分たちにもっと腹を立てている,そんな感じかと思います.
次は同じ点.
Windows の脆弱性を遺憾に思う/be upset at なんて言うのは失礼.
ユーザが MS や Apple に対して文句をいうのは当然でしょうが,自社製品に混入したウイルスが他社製品に被害をもたらすのに,他社製品の脆弱性を遺憾に思う,ってのはオヤヂの感覚ではイタダケナイ.
アップルは自分で火種をまいておきながら,燃えたものに対して,あらまぁ火に弱いのね,と言っているようです.
前に抜粋した日本文と同じパターンで文を作ってみました.
----------------------------------------------------------
私は,お宅の防火性能が低いことについて,それ以上に自分が放火の欲望を抑えられなかったことについて,大変遺憾に思います.
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こんな言い方って許されるのかなぁ・・・
・・・ドブログG さんの記事に触発されて・・・
Video iPod にウイルスが混入していたことについてのアップルの記事.
日本語サイトと英語サイトの違う点と同じ点に注目しました.
英文が元で,日本文はその翻訳だと思います.
なので,同じで当たり前なのですが,違いもあるようで・・・
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英文:
As you might imagine, we are upset at Windows for not being more hardy against such viruses, and even more upset with ourselves for not catching it.
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日本文:
Windows がこのようなウイルスに対して脆弱であること、それ以上にアップルが出荷前に問題を把握できなかったことを大変遺憾に思います。
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# Apple の Video iPod に混入したウイルスは,
iPod 自体に悪さをするものではなく,
iPod と接続した Windows PCに影響を及ぼすもの.
さて,彼我の異同ですが,先ずは違う点から.
日本語の「大変遺憾に思います」に対し,英語では "we are upset at/with".
専門家に聞いてみたいのですが,upset at/with は「遺憾に思う」よりもずっと強いトーンなのではないでしょうか.
遺憾に思うなんて,他人事みたいなことは言わないでほしい・・・
# 「英辞郎」で引くと
upset at は 憤慨する.
upset with は 頭にきている.
動揺するオヤヂが訳すなら,Windows にこのような脆弱性があることに憤慨し,自社製品に混入したウイルスに気付かなかった自分たちにもっと腹を立てている,そんな感じかと思います.
次は同じ点.
Windows の脆弱性を遺憾に思う/be upset at なんて言うのは失礼.
ユーザが MS や Apple に対して文句をいうのは当然でしょうが,自社製品に混入したウイルスが他社製品に被害をもたらすのに,他社製品の脆弱性を遺憾に思う,ってのはオヤヂの感覚ではイタダケナイ.
アップルは自分で火種をまいておきながら,燃えたものに対して,あらまぁ火に弱いのね,と言っているようです.
前に抜粋した日本文と同じパターンで文を作ってみました.
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私は,お宅の防火性能が低いことについて,それ以上に自分が放火の欲望を抑えられなかったことについて,大変遺憾に思います.
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こんな言い方って許されるのかなぁ・・・
ちょっと違うかもです。
ここの住人さんが何をそんなに怒っているのか解せませんが、きっとVideo iPod の
ウイルスで迷惑を被ったため、筆が走ってしまったのでしょう。
当該事実をみれば、Appleも1被害者であることは明らかなので、「ウイルスが入って
いるのを知っていて、~略~、我慢できずに出荷し」た訳ではないでしょう。
詫びを入れてないからといって、あのような「誤訳」を掲載するのはどうかと
思いますよ。
「誤訳」:比喩なのでしょうがどこをどうのように喩えると「放火の欲望を抑えられ
なかった」になるのでしょう?
喩えの元に根拠が無ければ虚偽でしょう。
それに、ここの住人の書いていることは???なところが多いです。
「日本語サイトと英語サイト」の「アップルの記事」間の「違う点と同じ点」
とありますが、具体的に「何が」というところが明瞭ではないようです。
私の頭が杜撰なせいかもしれませんが、何回読み直しても「違う点と同じ点」
が判然としません。
「違う点」:upset at/with は「遺憾に思う」よりもずっと強いトーンなのでは
ないでしょうか
→英語記事の邦訳が正しいのか否かの疑問形です。
「日本語サイトと英語サイト」の記事で違いがあるかどうかは「専門家に聞
いてみたい」のであって、「違う点」といってしまうと論理が一貫しません。
「同じ点」:Windows の脆弱性を遺憾に思う/be upset at なんて言うのは失礼
→「be upset at なんて言うのは失礼」だ、という断定形。
ここがどうも理解できません。
「日本語サイトと英語サイト」の記事で同じ点が「失礼」だと。
両記事内で「失礼」にあたる言葉はありません。
「失礼」だと感じているのはここの住人さんなわけで、これがどうして(「日
本語サイトと英語サイト」で)「同じ点」になるのでしょうかね。
誤訳(?)についてより、その場の勢い・思いで書いたこと。また、かつて Doblog に出していたものを再掲するかについて迷ったのですが、出してしまったことについての反省です。
アップルに対する批判的な内容になり(もしお読みにになったとすれば)関係者は気分を害されるはず。それは意図するところではないので、公開するのがよいのか迷ったのですが、再掲しました。
今は、本記事を露出させたままでよいのか迷っています。
掲載された内容がその体裁とは裏腹に論理的でなく、かつ
「前に抜粋した日本文と同じパターンで文」の喩えの根拠が
どうしてもわからないので誤訳だと。
「誤訳(?)」とあるので住人さんにははっきりした根拠が
あるのでしょうが、杜撰な頭の私以外の人にもわからないと
思います、多分。
で、何も答えず見当はずれ(?)な反省をされたり、迷われてもね。
問題は文章の内容が「正」か「誤」かです。
次に、再掲するかどうかですが、「誤」と認識しているものを普通、人は(加筆訂正する時間も手段もあるのに)そのまま公開したりしません。
そこに何らかの特殊な意図が無い限りは。
再掲したのは文章の内容が「正」だとの判断があったからではないでしょうか?
心地良いコメントには答えても、不快なものにはちゃんと向かい合えず自分の頭の中だけで完結しようとする(=問題のすり替え)傾向が見えます。
問題のすり替え:
1.その場の勢い・思いで書いたことの反省。
2.意図はないが関係者に不快な思いをさせるかもとの迷い。
3.当記事を削除するかどうかの迷い。
上記3点、「誤訳」とは一切関係がありません。
記事について細かく分析し指摘して下さっていますが、ブログのコメント欄で議論(的なこと)をする気はありません。私のブログも(一応)匿名ですが、コメントを書いて頂いた「Oh! 石灰」さんにはそれ以上に匿名性があります。匿名どうしで議論するのは好ましくないと思います。
それでは実名を出して議論しようかと言われても困ります。見知らぬ人との議論は好みません。
ただ、「Oh! 石灰」さんに中傷の意図や悪意はないでしょうから、最低限の返答を書いておきます。
記事の本文で「英文:」「日本文:」の部分はアップルのページからの抜粋です。「日本文:」は私の訳したものではありません。「私は,お宅の防火性能が低いことについて,・・・」も私の訳ではありません。「日本文:」を極端に表現したつもりの創作文です。「Oh! 石灰」さんが「日本文:」and/or 創作文を「誤訳」と言っておられるように思うので明記しておきます
アップルは問題を製品の出荷前に把握していたのではなく、出荷後に分かった問題です。アップルが被害者であることは確かですが、被害者であると同時に他に対する加害者となっていることも確かです。事後に分かった問題とはいえ、加害者が被害者(ここでは Windows)に対し被害者側の脆弱性を遺憾に思うと言うのは失礼だと思いました。
彼我の異同で、異なる点は表現のトーンの差、同じ点は被害者に対して批判的であること、だと思っています。
「問題のすり替え」についてはコメントしません。当たっているところもあるとは思いますが、人間性や人格にかかわる内容なのでコメントしません。
「Oh! 石灰」さんのすべてのご指摘に返答しているわけではありませんが、返答する義務はお互いにありませんので最低限としました。
以上
お答えありがとうございます。
「upset at/with 」が「遺憾に思う」よりも「ずっと強いトーン」であったとしても
原文、訳文ともに「被害者に対して批判的であること」が同じだということですね。
以下2点のみ記してこちらも終わりにします。
1.“「日本文:」and/or 創作文を「誤訳」と言っておられるように思うので”
「誤訳」の指摘は芦田っちさんの訳した(と私が思ってしまった)/創作したものに対して
であることはコメントをしっかり読んでいただければ明白なことですので事割りは不要です。
アップルのページ(リンクを辿って原文も翻訳文も読みましたが)の記載に対しては「誤訳」
とは言っておりませんので。
2.“「日本文:」は私の訳したものではありません。”
“「日本文:」の部分はアップルのページからの抜粋です。”
引用文には明確な区切りもあり、誰もこれを芦田っちさんが訳したとは思いませんよ。
そもそも違う点としてアップルの訳がおかしいという指摘しておられるわけですから、
ここに芦田っちさんの訳が出てくると思う人はいないでしょう。
前置きはさておき、芦田っちさんが創作した文を、私はアップルの原文の翻訳=意訳と理解して
しまいましたので、また、(元となったものとは無関係な)創作物だから「訳」ではない(=「誤訳」
ではない)という論理には思いが至りませんでしたので、翻訳の過程で根拠の無い誤り(放火の欲望
を抑えられなかった)があると判断し、「誤訳」としてしまいました。
あと、最後に芦田っちさんは実名での議論のご経験があるようですが、パソコン通信のフォーラムの
時代から電脳世界での議論は9割以上が匿名で行なわれていると思ってました。
以上。