記憶は学び、人とのつながり、運動で強化されるのです。
ミエリンには修復機能があるので、
失敗を年齢のせいにするのをやめて脳を積極的に使いましょう。
ミエリンは60代半ばになっても増え続け、
とりわけ前頭葉といった重要な領域で増えているのです。
しかし、同じ年長者でも前頭葉の両側を使っていた人は認知能力が優れていたのです。
教育レベルの高い人、
学び続けること、
体験を重ねて脳のつながりを強化している人の脳は素晴らしい状態を保てているのです。
知恵というのが脳を違った方法で使うのを学ぶことだとすれば、
たぶん、最終的に、それもうまい方法かもしれませんね。
2つの言語を操る年長者は脳の異なる領域で、
2つの言語を柔軟に使いこなす能力を発達させています。
早いうちから脳の多くの領域を使うことを習慣化した人は
その後も脳を活性化させます。
脳の左半球と右半球を上手に使いこなせるミドル世代以降は、
できるだけ両方の脳を使い、
脳のつながりを強化しましょう。
知識を得て、
学ぶこと体験を重ねることで脳のつながりが強化され、
創造力が高まるのです。
研究によって、
教育レベルが高いか低いかで
脳がいかによく年をとるかが決まることがわかってきました。
教育を受けることで左脳と右脳の両方を使えるようになり、
大人になっても学びを忘れずに、
新たなことにチャレンジすべきです。
語学や読書、新たな分野の勉強会に参加するなど
自分のために学び続けることが脳の劣化を防ぎます。
知的活動や身体的活動、
進めるうちに難しくなっていくような段階的な課題を伴う活動を活発に行なっていると、
認知的予備能を増やすことができます。
課題を継続的に増やすとか、
連統して難易度を上げるとメリットが続いて効果が最適になります。
とくに、目新しくて刺激的な知的活動を
いろいろとりいれるのが一番役に立つのです。
加齢のために自分の脳に自信を失っている人も多いと思いますが、
諦める必要はないのです。
一番のニュースは、
神経可塑性が人生を通して存在することです。
年をとりすぎていて
脳機能を改善できないということは決してありません。
人生を通じて新たな挑戦したり、
友人を訪ねたり、
読書するなどの余暇活動、
エクササイズが
脳を活性化させることが明らかになっています。
記憶は学び、
人とのつながり、
運動で強化されるのです。