遊びをせんとや

人生総決算!のつもりで過去・現在のことなどを書きます
といっても肩肘はらずに 楽しく面白く書きたいと思います

「石橋湛山の遺志を継ぐ人々~その12~二人三脚の日々#6」

2024年07月06日 | 人物

三木内閣

昨日「影の人物が動き誰も予想しなかった三木内閣が誕生」と書いた。
田中の後継総裁は、大平と福田のどちらかと目されていた。
しかし公選で選ぶとなると、自民党の分裂も予想されたことから、
中間派の党副総裁椎名悦三郎が仲裁役を務めることになった。

椎名は派閥の長らと協議、大平・福田・三木・中曽根を候補として了承を得、
もう一晩考えさせてくれと言い、翌日、三木を後継総裁として調停する。
(椎名自身が暫定総裁として継ぐ考えもあったようだが・・・)

三木内閣の後、福田・大平・中曽根の順で、党総裁・内閣総理大臣となった。
三木は弱小派閥だったが、クリーン三木を看板に相応に世論の支持を得た。
なお、福田の裏で岸信介・佐藤栄作の兄弟も動いていたという情報もある。

金脈の話題に戻ると、後継選びには金が飛び交う。
田中の前の佐藤総裁選びの時、各陣営から一本釣りの現金が飛び交い、
「ニッカ・サントリー・オールドパー」という隠語が流行したそうだ。
ニッカ:2候補から金をもらう サントリー: 3候補からもらう
オールドパー:候補みんな(オール)から金を貰い誰にも投票しない(パー) 


左から池田勇人・佐藤栄作・藤山愛一郎

文春で報じられた金脈問題では、田中経営のファミリー企業を特捜が捜査、
役員2人が罰金刑を受けたが、田中自身に捜査の手が及ぶことは無かった。

昭子の日記にこんなことも書いてあった。
”ハマちゃんが書いた「日本をダメにした九人の政治家」が面白かった"

~その名は書いていないが、ネットで探したら以下の通りだった。
①ハマ(浜田幸一) ②中曽根康弘  ③竹下登  ④三塚博  ⑤宮沢喜一 
⑥小沢一郎 ⑦梶山静六  ⑧田辺誠  ⑨宮本顕治 ~  

今日はここまで。それでは明日またお会いしましょう。
[Rosey]