戦後の闇市
1946/S21年 荷風68歳
「戰後日歴 第一」の読み飛ばしがあった 今日はそこから始める
06/11 午後省線(現JR)新小岩町の私娼窟を歩く
省線駅前に並ぶ露店から一本道の町を歩くこと8~900mの町外れにある
女は思っていたより醜くない 揚代は客の和洋いずれも50円という
この頃の日雇いの日給30円前後 荷風はこの後年内に2度歩いている
11/23 午後新小岩邊漫歩
12/10 夕方新小岩散歩
散歩と漫歩との違いは分からないが それにしても70歳近く 元気だ
小岩で思い出したが 安吾が名所?東京パレスのことを書いている
ルポルタージュのハシリのような作品
同行した作家がいたが名前は書けない と初めに断っている
ところが名前が出て来て 石川淳 林芙美子・・・意図的だろうが面白い~
荷風は これを雑誌か何かで読んで 小岩に行ってみたのだろうか
あるいは作品のイメージ作りの小岩散歩だったのかもしれない
「小岩」や「パレス」で荷風の青空文庫作品検索
幾つか作品が出て来て やっぱり作品のイメージ作りの散歩だったか・・・
なお 葛飾に因む荷風作品は他に「葛飾土産」や「葛飾情話」(未文庫化)がある
小岩の歴史やパレスや街の案内動画
それでは明日またお会いしましょう
[Rosey]