私は箱物が苦手です。
貧乏性のせいか、引き出しはいつもキツイ。
無垢の板はとにかく重くて、組み立てが大変。
箱物の仕事が入るとユウウツでした。
そのくせ、大物の水屋箪笥を作ってみたいとも思っていて、矛盾してましたね^^。
椅子やテーブルなど脚物を作るのは好きでしたが、形が複雑なので、機械を使っているときに怖いと思うことが多々ありました。
そんな状態ですから、箱物でも脚物でも、仕事ではストレスを感じていました。
毎日、必死でした。
無条件に楽しかったのは、ときどき大量注文が入るレストランの「鍋置き」の仕事。
サイズが小さいから体は楽。
単純な作りなので、作業は安全。
量産品の場合は各パーツの見本を残しておけるので、次回の製造も失敗しない。
つかの間の、癒しの時間でした。
写真は、苦手な箱物を克服しようと作った書類ケースの一部です。
単なる箱物ではつまらないので、組み手をハートにすれば作るのが楽しくなるかな、と思って、試してみました。