応募用紙の記載項目は以下のような感じでした。
プランの目的・概要・セールスポイント
販売戦略、販路の開拓方法、リスクの対処方法
資金・収支計画
私は文章で記入しただけで、写真もグラフも何も添付しませんでした。
しばらくして無事に一次審査が通り、二次のプレゼン用の資料を提出するよう連絡がありました。
資料はパワーポイントで作ったのですが、一次で提出した文章をほぼコピペしただけ。
使った写真は工房と作品2つくらい。
地味な仕上がりでした。
何せ、当時は工房に動力が入ったばかりで、プレゼンに使えるような商品も写真もなかったのですから。
そして当日。
プレゼン審査は時間差で一人ずつ行われたため、他の人の発表を聴くことも、顔をみることさえもありませんでした。
私のプレゼンは、ひたすらパワポの文章を読んでいくだけという有り様でした・・・
プレゼンのあとには質疑応答や講評があったのですが、確か審査員は4名で、全員から質問あるいは指摘をいただきました。
質問はいくつかありました。
まずは、
その商品・サービスを提供できる技術があなたにあるのか?根拠はあるのか?みたいなことでした。
この質問には(あるからやるんじゃん、と思いながら)研修・工場勤務での経験を答えたのですが、返ってきた言葉は、なぜそれを資料に書かなかったの??なぜ先に言わないの??でした。
・・・・・・ご存じでした?
プレゼンて、最初に自己紹介するんですって・・・
考えてみたら私、プレゼンの経験なんてなかったんです。あるのは、プレゼンを傍聴した経験だけでした。
次の質問は、
そのリスク対策は実行可能なのか?根拠は?
この質問は、答えても答えてもさらに質問が返ってきました。
リスクの内容はそんなに大袈裟なものではないのに、なぜこんなにもこの件を掘り下げるんだろう?と、不思議でした。
私の説明不足も原因でしょうけど、それ以上に、家具工場の実態というか状況が、世間にはほとんど認知されていないってことなんだろうと思いました。
他には、販路の開拓方法に難あり、のような指摘がありました。
というのも、販路の開拓方法のメインを恥ずかしげもなく「口コミ」と宣言していたからです^^
ひどいですよね。
何の実績もない奴が「口コミで売ります」なんて、そりゃあ無謀です。
それから、市場規模について細かな数字を聞かれました。
それは私が知りたい・・・。
頭フル回転で、やや多めにハッタリで答えました^^
そして案の定、パワポが地味すぎると言われてしまいました。
でもプランとは関係なくない?と思いました。
それでもどうにか最終審査に進むことができました。
もとの応募人数はわかりません^^。
あまり狭くない門だったのでしょう。
ダメもとでも、やってみるものですね。
二次を通過したことで、ひと安心しました。