祖母はいちいち大袈裟です。
腰が痛いから医者に連れていけとうるさいのですが、レントゲンやCTを撮って異常がないので湿布と頓服薬を処方されているのに、それでは納得がいかず、度々医者に連れていけと騒ぎます。
こんなに痛いのだから、骨のガンに違いない。と言うのが祖母の言い分です。
父が「アイスを食べて寝てれば治るよ」と、子供だましなことを言ったら、案外、素直にしたがってアイスを持って自分の部屋に戻りました。
こっそり障子の隙間から覗くと、ふて腐れて寝ながら食べてました。
枕元には寂しいときの友、ウサギちゃん。