先月末28日にいよいよ解体スタートです。
窯の補助金具を外し、焼成部のアーチから解体開始です。作るのは時間がかかりますが、つぶすのは楽です。ですが、レンガの再生使用に向けた清掃処理に時間を取られそうです。焼成室内部のレンガ表面は高温で灰がガラス化してグラインダー掛けが必要です。今回は、アーチ部分の解体で終了としました。
先月末28日にいよいよ解体スタートです。
窯の補助金具を外し、焼成部のアーチから解体開始です。作るのは時間がかかりますが、つぶすのは楽です。ですが、レンガの再生使用に向けた清掃処理に時間を取られそうです。焼成室内部のレンガ表面は高温で灰がガラス化してグラインダー掛けが必要です。今回は、アーチ部分の解体で終了としました。
先月、イッテコイ窯の最終焼成会をしました。 イッテコイ窯(夢宇窯)を築窯してから10年余りになります。これまで河童の会で10回、通算14回の焼成をしました。
この辺りで窯の作り変えをしようと計画しました。その為、今回が最後の窯焚きになりました。
夏日となった先月8日~12日まで5日間焼成活動をしました。焼成時間は今回も、44時間でした。余りもの暑さで窯小屋内は異様な高温! 夏場の焼成はやめた方がいい!と思い知らされた今回の焼成でした。
新窯はイッテコイ窯をつぶしてトレインキルンへ作り変えます。残り10年の活動期間を楽しむための設えです。トレインキルンは、窯入れや窯出しが楽にできそうです。焼き方もいくつか工夫で楽しめそうです。何よりも窯造りを暫く楽しめそうです。
次回から、窯造りの様子も報告しますお楽しみに❣
陶芸の森講座「トレインキルン築窯と焼成」
コロナで伸び伸びとなったこの講座も今回で最終を迎えた。
今回は、炭化焼成の試みである。
12日の日曜日には窯出しとなる。
残念ながら、別用があって参加できないが焼き上がりが楽しみである。
3,4日の二日間にまたがる焼成は27時間となった。
12時間後には、火前の温度は1250℃まで上がっていた。
この窯は、昇温が本当に楽にできる感じだ。
しかし、後部の方は950℃前後と200℃ほど低い状態である。
17時間程経過すると火前は1300℃に達する。
焚口を閉じ横差しで昇温を行っていく。
26時間後には、後部の温度も1230℃ほどにあがり、炭化焼成の準備に入る。
三か所の横差し口から50kgほどの炭を投入して窯を閉め終了となった。
今回の講座では、トレインキルンの構造を築窯を通して知ることができた。
また、三回の焼成によってこの窯の面白さと可能性が感じられてきた。
蒸気機関車の形そっくりのこの窯は、焚口の大きさに魅力があり、炎が上から下へ流れる面白さがある。
穴窯とは炎の流れに大きなの違いがありそうだ。
この窯だからこその焼味が生まれることを期待したい。
また、焚口の構造から、太い材木でも節くれの材でも古材でも薪材として使用できる。廃材でも有効活用できそうだ。
今回の講座では、コロナ過で2年にまたがるロングランとなったが、その分楽しみも2倍となった。
トレインキルンよる冷却還元焼成
今月12日~14日の三日間、第2回トレインキルン焼成が開催された。
昨年度で終了の講座ではあったが、コロナの影響でのびのびとなり2年目のロング講座となった。
初回の焼成は、通常の焼成でその焼具合を確かめるのが目的であった。
2回目となった今回は、冷却還元の焼成でどのような焼味が得られるか楽しみである。
穴窯や他の窯では出ない表情が可能ならば、この窯の評価は高まる。
指導者の陶芸家篠原 希さんによるとトレインキルンの窯の特徴や狙いは、焼具合だけでなく焚口の特徴にあるようだ。
そろそろ資源や環境の視点から焼成を見直す時が来たのであろう。
トレインキルンの焚口は広く大きい。
その為、廃材の使用や端切れ、節など割り木にできない木材など有効に焼成できる利点がある。
その点で「陸の豊かさを守る」SDGsの取組みに繋がるのかもしれません。
次回3回目は、炭を大量に投入するとのこと。炭化焼成の試みのようである。
煙突からは火花の花が咲くでしょう!
水洗いをすると鉄さびの様な雰囲気が現れました。場所は中ほどです。