今回は、三回目の焼成です。それも一人での初焼成です。
初回は、12時間、二回目は18時間でその焼成状態の変化を確認しました。
今回は、6時間プラスの24時間焼成で焼成状態を確認することを狙いました。
でも、本当の目的は電気窯に入らない高さの作品焼成を目的としていました。
朝から窯入れの準備を始めたものの、窯入れが終了したのは夜中の零時。
その時点で、普段なら睡眠に入っています。
早朝火入れにするのが常識でしょうが、都合で火入れを強行しました。
それより24時間の焼成がどれ程キツイものかを思い知らされるものとなりました。
900度までの焼成は勿論バーナーです。朝方には目標温度に到達し薪に切り替えました。
1000度までは順調だった昇温も、1100度前で3時間ほど昇降状態となり大きなロスをしました。
焚口の調整で何とか脱出したものの1250度越えの温度までの熱量に大きな差が生じた感じです。
これでは24時間焼成のねらいを失った感じです。
今回は、19時間時点で最高温度が1319度まで上がりました。
1300度に達するころは窯に近づけないほどの熱放出が激しくなり限界温度のように思われました。
限界はそれだけではありません。体力的に限界です。
全くの一人焼成!誰もいません!倒れそう!
なので、ヤバイ! 不眠36時間で焼成終了。バタンキュウ!
焼成結果は はてはて
10日後、窯出しをしました。
結果は、2回目とほぼ同様の焼き具合に仕上がりました。
信楽土作品は、場所によっては灰が乗り切らない状態のものがありますが、焼き不足の感はありません。
備前土作品は、単純な焼き上がりで少し不満となりました。中には、胡麻風の表情が感じられるものも出ました。
土の選定も含め検討が必要です。
次回の焼成は、11月中旬の予定です。