治る力、癒しの旅

自発的治癒の探求、考察、実践でホリスティックな健康を!
~私が感銘・共感できる代替医療の備忘録~

自律神経の変化~リラックスと健康~

2012-09-21 16:27:18 |  ・安保徹理論(自律神経免疫療法)

安保博士は、盲腸のカタール性と化膿性の違いは、自律神経が気圧変化によって影響を受ける関係によるものだと発見しました。

自律神経は、一日の中でも変化しますし、気圧の変化や、季節の変化でも変化します。

例えば、夏になると気怠くてやる気が起きにくくなり活動が鈍磨になりがちですが、暑さが副交感神経を優位にするからなんですね。

気怠い感じは、リラックス状態と表現する事ができます。

自律神経の交感神経は身心の活動を動にさせますが、副交感神経は活動を静にさせるリラックスを司る自律神経なのです。

毎日常夏のこちらでは、人々の歩く速度が遅いですし、仕事のやる気がなくなる(日本人駐在員の談話から)ようですし、ゴキさんでさえ動きが遅いんですよ。

まさに気怠い感じです。

バカンスで常夏のリゾート地が人気なのも頷けます。常夏の気候で過ごしていると、何もしなくてもリラックスしストレス発散になりますものね。



一方、冬は自律神経の交感神経優位の季節ですから、神経が過敏となりイライラピリピリしやすくなります。交感神経支配によって、不健康の代名詞、活性酸素が増えます。

実際、心臓発作や脳梗塞などの病気も増えます。

寒さによってリラックス出来にくい状態に支配されますので、一日の中で副交感神経が優位になる時間を有効活用し、健康維持に役立てたいところです。

特に、食事をする時は、副交感神経優位となりますので、この時間を有効活用したいですね。

ゆっくりリラックスして食事を楽しむほど、栄養が吸収促進されますので、寒い季節は、食事の時間を長めに設定し、ゆっくりリラックスした状態で楽しむ方がいいのです。

だからといって、睡眠時間を減らすなど、特に小さなお子さんがいる家庭では時間配分の調節は簡単ではないと思います。

という事で、食事の時間を長くとる為に、お惣菜や冷凍食品を使った手抜き料理や、外食の機会を増やすなど、料理の時間を短縮させる事に工夫を凝らすといいですね。

寒くなる冬の季節は、交感神経優位となる季節ですから、相対的に健康管理の効果がでにくい季節だと言えます。

副交感神経優位になる食事時を利用して、上手に健康管理をして下さいね



また、大きな病気があるわけでもなく、日頃の食生活や睡眠時間など日頃の生活習慣にも原因が見つからないのに、機能性の症状に悩まされているという場合は、心による自律神経の問題が隠れているかもしれません。

例えば、大らかさがなくなっている事があげられます。

小さな事でくよくよしたり、精神的に心配性でちょっとした計画の変化で焦ったり。

悩みや、心の動揺などは、一瞬にして交感神経を優位にさせます。

栄養を摂取する貴重な食事タイムでも、時間に追われて済ましたり、悩み事によって食事に集中できないでいると、栄養吸収力が低下してしまいます。


このような大らかさの対極にある人の特徴としては、完璧主義による時間厳守や計画厳守の信念が強い為に、少しの変化に臨機応変に対応できない事があげられます。頑なに自分の主張を曲げない頑固な人もそうですね。

このような、視野が自分に向きがちな方々の人生のテーマは「受け入れる」です。そして、「自分を許す」です。

(視野が自分に向きがち:自分はいつも頑張っている。自分はいつも正しい。自分の言動に間違いはない。だから、悪いのは環境や自分本位な他者であって自分に悪いところは何一つないと心から思っている傾向があります)

どんなに一生懸命に努力しても、自分の力が及ばないエリアというものが人生には必ずあるのです。

努力の100%全てが周囲へ繁栄される事は不可能なのです。

だからといって、環境や他者の振る舞いが悪いわけではないのです。

周りの人も皆同じジレンマを抱えているものなのです。

ですから、物事は時には思うようにいかないものだという普遍的な事を「受け入れる」気持ちが必要です。


そして、人間なんですから何でも完璧にできるはずはありません。計画通りに出来なかった自分を労わり、自分が作った厳しい規則から解放させてあげる事が必要です。

いわゆる頑張り屋さんをやめてみることです。

頑張りすぎは、自律神経を交感神経優位に片寄らせ、顆粒球が増産される事で体内の活性酸素が増え、健康な細胞をも傷つけて不健康という結果を齎します。

活性酸素を増やさない為にも、先ずは、自分が頑張り過ぎている事に気づく必要があります。

大らかさを忘れていた様な気がする人、性格的に大らかな部分が少ない人は、頑張り過ぎの自分をまずは認識してください。

何をもって認識できるかというと、

頑張り過ぎの人は、頑張ってない人をみるとムカムカして腹立たしくなったり、羨ましく思ったり、時には頑張っていても報われない自分を悲しく思ったりするという心的特徴があります。

この様な心の反応は、性格によって違いがありますが、頑張ってない人に対する過敏な心の反応が発生するという共通点があります。

頑張り過ぎから解放されると、頑張ってない人を見ても何とも思わなくなります。または、私もちょっと休憩しようかな。などと、思ったりもします。頑張り過ぎていないので、精神的余裕が生まれ、自分を客観視できる為です。

〇〇しなければならない。こうあるべきだ。

こうゆう口癖がある人は、目には見えない架空の理想郷を作り出しているのです。

理想郷は理想でしかなく、現実的に存在しない幻の郷なのです。

幻の理想郷を実現させようとして頑張り過ぎ、余裕がなくなってしまっているのです。

もっと大らかな気持ちで物事を捉え考える様に意識して生活する様心がけてください。


そして、あるタイミングが来ると、そもそも頑張り過ぎてしまう自分になってしまう理由を知りたくなってくると思います。

そうゆう場合、ホメオパシーを利用するとその理由をあまり時間を掛けずに知る事ができるでしょう。

それは、気付きという目から鱗が落ちる体験、つまり洞察の変換から生じます。

気付きは、全てを変化させる大きなエナジーです。

人というのは、例え身内に客観的に指摘され、それを頭では分かっていたとしても、変わる事は難しいのです。でも、自らが気付いた場合(目から鱗が落ちる体験)、一瞬にして変わる事が出来るのです。

ホメオパシーは沢山の気付きを齎してくれる療法です。私もこれまで数えきれない程の目から鱗体験を経て今があります

 

 

 

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感染症の発熱~クローン・抗体生産(タンパク質合成)は温度依存性~

2012-09-18 16:40:33 |  ・安保徹理論(自律神経免疫療法)

感染症にかかった時の免疫反応には2種類あります。

傷口が化膿したり細菌が入ってきたときは、異物を食べるマクロファージや顆粒球がすぐ反応しますので、潜伏期間はありません。

一方、細菌より小さいウイルス、ハウスダスト、異種タンパクなどが侵入した場合、リンパ球の出番となります。

リンパ球はマクロファージや顆粒球の様に異物を貪食する種類とは違い、抗体や自らが異物にくっつく方法で戦います。そのため、抗体を作ったり自らのクローンを沢山作ってから攻撃を始めるため、一定の期間が置かれます。

(*擬人化すると、マクロファージや顆粒球は猪突猛進型。リンパ球は、知能型といった感じでしょうか)

これが、潜伏期間といわれる期間です。

病気の罹り始めの潜伏期間の間は、寒気やだるさを感じます。

そして、まだ本格的に戦っていない潜伏期間を置いて、自己複製のクローンのリンパ球や抗体が増えたら異物を攻撃して炎症が始まります。

この時、発熱に関与するプロスタグランジンやインターロイキンの働きによって、痛みや熱がでてきます。


発熱とは、代謝亢進です。


なぜ、代謝亢進がおこるかというと、ウイルスと戦う為のクローンや抗体を生産するためです。

クローンも抗体もタンパク質でできています。

タンパク質の合成は、温度依存性であるために、代謝亢進によって上昇するので、発熱が必要なのです。

つまり、発熱があるから(代謝亢進)、タンパク質の合成(抗体・クローンの複製の生産)が上昇するのです。

もっと簡単に言うと、タンパク質のリンパ球が分裂する際の動力は熱のエネルギーですから、発熱が必要不可欠だという事です。

私達の身体は、熱のエネルギーをリンパ球の分裂の為に消費しながら、クローンや抗体を増やしていくのです。



リンパ球は、この様な免疫反応を起こして戦うので、薬で代謝(熱)を止めれば治るのが遅れてしまいます。

WHOの統計では、このような免疫反応が起こる風邪の場合では、ひいてから治るまでにかかる日数は、平均的に2.5日です。

しかし、風邪薬を飲んだときは、4日まで延びるという報告があります。

ゆえに、薬で代謝を止めなかった場合、風邪をひいて治るのには、潜伏期間が3~4日、治るのに2~3日、トータルで5~7日で戦いは終わります。

薬で代謝を止めた場合は、治るまでに7~9日かかる事になります。

「風邪をひいたら暖かくして寝てなさい」といいますが、それが基本なのです。

 

 

 

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免疫療法の必須知識・・・福田ー安保理論~自律神経免疫療法~

2012-08-23 21:18:00 |  ・安保徹理論(自律神経免疫療法)

医学博士安保徹オフィシャルサイト

最新の免疫学に基づく、癌治療、アトピー性皮膚炎、胃潰瘍、その他の病気の新たな病態生理と治療法の探求



日本自立神経免疫治療研究会

医療を自律神経と免疫の関連からとらえる「福田-安保理論」を中心に、新しい医療を確立することをめざし設立された研究会です。

「福田-安保理論」とは、交感神経が優位になると白血球中の顆粒球が増え、副交感神経が優位になるとリンパ球が増えることを福田稔と安保徹が発見し提唱している理論です 。



湯島清水坂クリニック

湯島清水坂クリニックでは、免疫と自律神経が連動している事を証明した「福田―安保理論」を元に、自律神経を調整し自己治癒力(自分自身で治す力)を高める事を目的として自律神経免疫治療を行っています。

血液検査で白血球の分画(ぶんかく:白血球中の顆粒球、リンパ球、単球の割合)を調べ治療を進めます。福田稔先生が調べた健康診断のデータによると、健康な人の中で、多くの人が顆粒球54%~60%、リンパ球35~41%の間に入っており、リンパ球の比率が低い人(34%以下)は交感神経優位、リンパ球の比率が高い人(42%以上)は副交感神経優位の状態にあるといえるそうです。



☆一口メモ☆

福田ー安保理論は、免疫療法をされる場合、必須な知識です。安保博士の著書は沢山出版されていますので、是非とも一冊お手元におきバイブルにされると良いと思います。

私も最新の免疫学の教本として「安保徹の免疫学講座」と「自律神経と免疫の法則」を中心に、その他の書籍も熟読し勉強させていただいています。

なお、安保先生のオフィシャルサイトでは、「安保徹の免疫学講座」と「自律神経と免疫の法則」、二つの書籍の立ち読みができます

 

 

 

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