フィンランドの南東にある港町でコトカと言う町があります、その町の中心の
公園の中にレーニン像が設置されてます。
住民はレーニン公園と言ってますが、公式な公園名では無いそうです。
今このレーニン像を取り去り、ウクライナ人による彫刻を設置し、公園を
ウクライナ公園に変更するようにとの声が上がってるそうです。
そもそも何でレーニン像があるのか?それはまだソ連時代にコトカの町と
タリン(エストニアの首都)と姉妹都市を結んでましたが、そのタリンより
贈られてきたのがこのレーニン像。贈られれてきた像を無下に断ることも
出来ずやむなく公園に設置。その設置した場所が、ソ連から最初に爆撃された
所。最初の爆撃と言うのは、1939年の冬戦争が勃発。
戦争の発端は、フィンランドの国境警備隊がソ連側に発砲したのが原因と
言われてます?これは戦勝国側(ソ連)の言い分。
今なら普通に考えて、軍事大国であるロシア(旧ソ連)に発砲する訳がない。
とにかく、戦争は勝てば正義、負ければ何も言えない悪。歴史は戦勝国が
好きなように作り替えてしまいます。
フィンランド側からみた冬戦争は、当時のソビエト連邦は宣戦布告無しに
1939年11月にフィンランドへの攻撃を開始。
最初に投下された爆弾の地域が今あるレーニン像の近くであった。
冬戦争当時スターリンが言うには、フィンランドは一週間もあれば十分と
言ってたそうですが、停戦まで3カ月もかかり、フィンランドではその戦争を
100日戦争とも言います。
フィンランド側からロシア側に発砲?これをまともに信じるフィンランド人は
一人もいないでしょうね。
日本はロシアに非友好国にされましたが、フィンランドも非友好国に
され、いわゆる敵国になってしまいました。