夏も終わり9月も後半になると、ラップランドの観光業は冬季の準備に
かかります。外国人季節労働者は早ければ一か月後11月~12月に到着
しますが、観光業界で働くすべての外国人季節労働者は、
フィンランド到着時に税務署を訪れ、雇用契約書とパスポートを
提示しなければなりません。ところが政府の緊縮政策により、
ラップランドの税務署は現在ロヴァニエミとケミにあるのみ。
従業員は、納税カードや銀行 ID などに必要な個人識別番号を税務署から
受け取るために、税務署に行って身分を証明する必要があります。
そうすると、例えばイナリのある会社は従業員に給与を支払うために
数百キロ離れたロヴァニエミまで車で移動させなければならない。
距離は往復約700キロ弱。100人以上の従業員を連れて行き手続きを
行うには宿泊・食事・交通費など会社にとっては財政的に大きな問題と
なります。
これは、イナリだけではなく、ラップランドの観光業を営む全地域に
とって頭の痛い大きな問題となってるようです。
繁忙期の真っ只中には、交通手段、運転手、宿泊施設の手配に困難が
生じる可能性がある。
という事で、税務当局は、ラップランドの観光地にポップアップ税務署を
組織する計画を立てているようですが、何処かは決まってない。。。
今季冬にかけて着々と準備が進んでるラップランド。