来月に粟屋町内全戸へ頒布予定の「粟屋郷土史探訪」に掲載する「粟屋の特別な岩石」を紹介します。
粟屋町の高谷山・中垣内にある「石英閃緑岩」の暗緑灰色の斑点部分は磁鉄鉱を多量に含んでいます。
写真の岩石は磁鉄鉱に磁石が付いている所😲です!!



磁鉄鉱は造岩鉱物として大方の火成岩中に存在するのですが、高谷山の石英閃緑岩には格別に多く含まれています。しかし、その量は均等でなく、場所によって差があります。
古代より、カンナ流しで磁鉄鉱を集めました。磁鉄鉱の粒(砂鉄…さてつ、粉鉄…こがね、山小鉄…やまこがね)は、たたらで溶かして鉄塊(ナマコ)にしました。
閃緑岩の砂鉄は、銑鉄の原料として用いられ、鍋鉄、鋳鉄・・・鋳物(いもの)鉄(てつ)と言いました。 このページの見出しは「粟屋の特別な岩石」。長くなるので、つづきは冊子をご覧ください。