晴れた空、絶好の旅日和。
蝉の声が永遠のように響き渡っていた。
あっしはボストンバックを片手に北へ北へ向かった。
みんな、都会の喧噪から逃げ出しているんだ。
時間通りに新幹線が到着。
それでは、旅のお供を紹介…
今回は豪勢にYEBISUです!(後ろにはプレミアムモルツも控えてます 笑)
グビグビ、ガツガツ、モグモグ×3
軽い睡魔に襲われそうな頃に懐かしい光景が次々と目の前を通り過ぎた。
一駅で仙台に到着。
う~ん、涼しい♪
バックを駅のロッカーに放り込んだ。
気仙沼行きまでの汽車までは充分時間がある…
そうだ!
何かを思いつき、何年振りに仙台の地下鉄に乗った。
「THE MALL」…
つまり、長町南駅だ!
モール上陸も数年ぶり…
ここは…
こりんが働いている「LUPICIA」だ。
あっしがグラサン越しで店を覗いていると…
すぐにこりんが気づいてくれた!
2年振り?くらいかな…
サプライズだったので喜んでくれました。
あっしも嬉しいです。
あっしは最近、フレーバーティーにハマッているので、バニラ系を買いました。
こりんが頑張っているみたいで安心しました。
学生の頃よりも落ち着いているようにも感じて、時間は確実に過ぎているんだなぁと実感しました。
その後は、快速に乗って2時間かけて南気仙沼まで汽車の旅~
「ただいま」とあっしは心の中でつぶやくと
やさしい潮風が吹き、「おかえり」とあっしを迎えた。
家の前では町内の盆踊り大会が行われていた。
「月が~出た出た~」と何十年間も変わらない炭坑節がエンドレスに流れていた。
というか、今時の子供に炭坑なんてわかるのかしら…
正月以来の帰省、街並みの少し変わっている。
でも、変わらないのは空に散りばめられた星の数と潮の香りだ。
携帯が鳴った。あっしのファッキンビッグブラザーからだ。
あっしは二つ返事で頷き、電話を切り、外に飛び出た。
そして帰ってきたのは…夜中の3時…。
気仙沼の一日目が終わった。