マッキントシュ伯爵が血相を変えてやって来た、
「どうしました」
「ちょっと おはなしが」
「ほほう」
「子供に聞かせるとまずいかも」
「エリー ヒカル となりの部屋に行きなさい」
となりの部屋で、コップをカベに当てる、
「エリー いいね」
「ガッテン」
すっかり聞いてしまった。
「わたくし 家にもどりまして」
「どうしました」
「グサイ(愚妻)に 赤フンを見せたんです」
「そしたら」
「コーフン シマクラチヨコ すごかったのなんのって 新婚初夜 ぐふぐふぐふ」
ヨダレをタラタラ、
「フンドシの横からタマが出て これじゃあ タマキントシュです」
となりの部屋で、
「ヒカルにいちゃん どうして赤でコーフンするの」
「牛ドシじゃあないの」
「もう気に入ってしまって そこで家内のための赤いフンドシを おゆずりくだされませんか」
「あんまし ムリしないほうがいいんじゃあないの」
すごいことになった。