どうもオッペンの家族はフツーではありません、ライラちゃんがエリーに、
「ちいちゃな頃 住んでいた家よ」
ムラサキ色の空、金色の大きな星、それにピラミッドの群れ、
「これ 地球じゃあ ないわね」
「わかる」
「わかるって あなた だれに向かって言ってると思ってるのよ」
パチパチと火花、
「おサルから進化した地球のおんなの子でしょう」
「ふん 宇宙のはずれのさびしい星の出身のくせに」
「言ったわね」
ライラちゃんのママが、
「ずいぶん 仲がいいわ こんなにしゃべるのはめずらしい」
「お友だちになってやって下さいね」
エリーが、
「はあーい」
まったくかわいい声なんか出して、ホッペンのパパがヒカル君に、
「一般性相対理論の世界と量子力学の世界を結ぶモノは 何だと言ってましたか」
「ヒモ理論だと言っ言ってました」
「ふふふ うんうん そう来ましたか」
ほんとうにうれしそうに笑いました、ライラのママが、
「何年ぶりですね」
「そうかな」
「こんなに うれしそうなのは」
「ふふふ 地球にも 話しの通じる人がいる」
「そうみたいですね」
「来てよかった」
「はいはい ライラもいいお友だちができました あんなにコーフンしたのは初めて よかった」
そうかな、仲がわるそーに見えるけどね。