Hezbollah Head：アメリカはシリアのクルド勢力を反アサド戦で「道具」として使う
このコメントは、イスラエルとレバノンの海上国境紛争の問題と、アンカラを怒らせるシリアのクルド人武装グループに対するアメリカの支援の問題を解決することを目的とした、レックス・タイヤーソン米国務長官のレバノン訪問とトルコの中で行われた。
米国とイスラエルのテロリストグループと考えられているヘスボラ運動のリーダーであるハッサン・ナスラッラ氏は、ワシントンは正当なシリア政府との戦いで「ツール」としてシリアでクルド派を使用していると語った。首相は、クルド人同盟諸国が利便性を見いだすと、米国がクルド人同盟国を「辞任」することを強調した。
米国のクルド人民保護団体（YPG）への支援は、ワシントンとアンカラの間で争点になっている。YPGをテロリストとみなしているトルコ当局は、グループに武器を供給するために米国を繰り返し爆破している。
イスラエルとレバノンの国境紛争
ナスララはテルアビブとベイルートとの間の海洋国境の醸造紛争や地中海東部のブロック9と呼ばれる石油豊富な地域に触れ、「レバノン全土の戦い」と呼んだ。
レバノン当局は、イスラエルとの紛争に関する協議において、「しっかりとした」立場を取るべきだと付け加えた。
レバノン国会議長の発表によると、ベイルートはイスラエルとレバノンの国境線の和解に関する米国提案のイニシアチブに反対したと発表したことを受けて、「我々は強く、それに応じて交渉すべきだ」と述べた。
ナスララはまた、米国が、イスラエルから離れようとするなら、レバノンの要求に耳を傾けるべきだと強調した。
「石油とガスの戦闘では、唯一のカード（レバノン）が抵抗している」と、ナスララは、ヒズボラの動きを指摘している。
レバノンとイスラエルは、両国国境付近の紛争のある水域で石油・ガス鉱床の可能性を懸念している。ベイルートが12月に発表した国際石油ガス会社3社に、紛争のある海域の石油・ガス鉱床の探査権を付与した後、緊張は高まった。
Rex Tillerson米国国務長官は、緊張の高まりの中でレバノンを訪問した。彼は、ワシントンは、イスラエルとレバノンが国境に手を差し伸べるために "すべてを手助けする"と述べた。
シリアによるイスラエルのF-16戦闘機のダウニング
ヒズボラの指導者は、2月10日に空爆で「非常に大きな軍事的成果」を出した後、イスラエル空軍（IAF）のジェット機の墜落を命じた。
イスラエル軍は、イスラエルのヘリコプターがシリアから発射されたイランの無人機を傍受した後、シリアとイランの軍事目的を標的にして、2つの空爆を開始した。イスラエルの行動はシリアの防空システムからの火災を引き起こし、イスラエルのF-16ジェットの墜落につながった。どちらのパイロットも重傷を負っていた。
ダマスカスとテルアビブの間の緊張が高まった。シリアの停戦の3つの保証国であるロシア、トルコ、イランはイスラエルの行動を非難した。
