イラン外務省のガーセミー報道官が、アメリカ国防長官の反イランの発言に対し、「アメリカがテロを道具として見ていることや物質主義が、世界、特に中東地域の安全保障や安定を脅かしている」と語りました。
アメリカのマティス国防長官は、テレビのインタビューで、イランが、ワシントン駐在のアラブ人大使に対するテロを実行しようとしたと非難しました。
ガーセミー報道官は、30日火曜、このようなアメリカ政府高官の見方に遺憾の意を示し、「アメリカ国防長官の主張は根拠のないシナリオであり、この出来事から数年が過ぎた後、このシナリオがハリウッド的であることは国際世論に明らかに成っている」と語りました。
ガーセミー報道官は、イランにとって、このような根拠のない主張や疑惑は注目に値しないとし、「アメリカ大統領のサウジアラビア訪問のわずか数日後にこのようなイランを非難する発言が行われたことは不思議なことではない。アメリカ国防長官は、アメリカ代表団の訪問によるサウジ当局の莫大な出費に返礼しなければならず、イランに対する根拠のない発言を繰り返すことによって、このような出費を償う必要があった」と語りました。
さらに、このような行動の継続は、テロという悪しき現象に対する国際社会の勝利の展望を曖昧なもの、あるいは暗いものにすると強調し、「地域のイスラム諸国の間に対立を生み出すアメリカの政策は、地域の人々の資産を強奪し、偽りの脅威を作り出すためのアメリカの戦略的な目的のひとつだ」と語りました。
また、独立諸国の指導者に対するアメリカのこれまでの根拠のない疑惑に触れ、このような方法が不当なものであることを強調しました。