中東歴訪を始めるポンペオ米国務長官は、米軍のシリア撤収に関係して、米国が過激派組織「ダーイシュ(イスラム国、IS)」の能力の99%を奪ったと述べた。
スプートニク日本
ポンペオ氏は歴訪に同行する記者の質問に対し、「カリフ制イスラム国家の99%を壊滅させた、これこそが重要なことだ。皆さんは同意しますか?」と答えた。
「これは非常に成功した作戦だった」とポンペオ氏は述べた。
同行する記者のなかでポンペオ氏が挙げた99%という数値に異論を差し込む者はいなかった。
12月19日、米国はシリアからの米軍部隊撤退を開始すると発表した。トランプ大統領は同日、米国が既にシリアにおけるダーイシュの勢力を粉砕し、米軍がシリア国内に存在するのはこの目的のためだけだと指摘した。
ロシアのプーチン大統領は12月20日、「撤退についてだが、それが何であるのか私にはわからない。米国はアフガニスタンに(駐留してから)もう何年になる?17年?そしてほぼ毎年、自国の軍隊をそこから撤退させると言っている」と述べた。
さらに、ラブロフ露外相は、米国がダーイシュをシリアにおける米国の軍事アピアランスを正当化する手段や、シリア体制転換を図るための連合国に近く扱っていると語った。
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