登山とえとせとら

登山が好き、遊ぶのが好き、飲むのが好き、楽しいことが大好きな勢いとノリで生きてる人の日常。絡まれると喜びます(≧∇≦*)

大岩壁

2017年09月22日 | 読書
じゃあ最近読んだ本6冊のうち唯一山関係の本を紹介

山は好きですが山関係の本はそんなに読まないです。
これはいつも来る移動図書にあったので借りてみました。

笹本稜平の作品は初めてです。
春を背負っての原作者というほうがわかりやすいかもしれませんね。

あれも立山の大汝小屋?で撮影されてます。

原作は立山が舞台ではないのでまた違った世界をいつか読んでみたいところですね。

さて今回の大岩壁の舞台はヒマラヤのナンガパルバット

当然ながら全てネットから拝借画像になります。

ナンガパルバットとはですねー

こういうとこだそーです。

実際には2016年に冬季登頂がされてますが、
舞台はナンガパルバット冬季初登頂を目指す人達が主人公です。
書かれたのが2015年だからいいのかも。


登山家としては旬のすぎた男立原。
長年の相棒木塚。
そして若いけど登攀技術の優れた若者倉本。

この3人が冬のナンガパルバット・ディアミール壁に挑戦し敗退。
下山中に倉本は亡くなる。
五年前の回想シーンから始まります。


↑これルパール壁多分


死ぬ前にルパール壁から登ってみたいと言っていたことを再挑戦する話です。

立原と木塚、そしてなぜかやってきた倉本の弟の3人が冬のナンガパルバットに挑戦します。

一癖も二癖もある倉本弟と
なぜかルパール壁を登るというロシアチーム
ロシアチームにも思惑があり
そこへ冬の8000m峰の悪天候…

刻刻変わり来る環境の中で果たして3人は登頂できるのか…

ストーリは単純ながらもスピード感があり、さらっと読めました。


個人的には倉本弟にムカつきを覚えつつ

こんなやつ1人で登ってしまえなんて、思いながら読んでました。

立原さん甘すぎると思ったり
ロシアチームめぇーーーと思ったり忙しい


秋の夜長にふさわしい本でしたね。