5月の下旬、娘っこは補助輪なしの自転車に乗れました
補助輪をはずして、わずか1週間ほどでの出来事でした。
だけど、その1週間は、本当にドラマチックな7日間でした....
そもそも、なんで自転車の練習をしだしたか?と言うと、
ころりん村幼児園のきたるお泊り会の日に、森林公園という所で
皆で補助輪なし自転車でサイクリングをするのが例年の行事だから。
その日までに年長さんは全員、補助輪なしに乗れるようになる
.....お子さんがいる人にはわかると思いますが、これはナカナカすごい事です
そして、ころりんの素敵な所が
決して先生方が『乗れるように、練習しよう!!』と子供にやらせるのではなく
あくまで『皆が乗れるようになったら、こんな所に行ってみようよ』と言うのみ。
乗れる子は『じゃあ、僕乗れるから教えてあげるよっ!』
乗れない子は『....どうやったら乗れるの??教えて。』
と子供同士で進んでいくのです
そして、皆の応援の中、最後の1人が乗れるようになった時は
クラス全員で大喜びっっ .....というドラマが、毎年生まれるのです。
だけど私は、正直心配でした。。。
自分の得意じゃない事を、しかも人前で、人に教えてもらってやるなんて
その頃の娘っこには絶対ムリ!と思っていたから。
逆に、乗れるようにならなきゃ..ってなプレッシャーで、娘っこが
お泊り会やころりん自体を嫌だと思ってしまうんじゃないかと、不安だったのです。
それなら、園で自転車の話が出る前に乗れるようになってくれ!!と
3月頭に自転車を購入
だけど、結局 いざ補助輪をはずしたのは5月でした。
公園でまたがって地面をキックキックして.... とやってたのは、わずか3、4分。
あっとゆう間に『もうイイヤ』と....終了してしまったのです
(私もだんなサンも、えぇぇぇぇぇ~~~っです.....)
だけど、次の日、園から帰宅してすぐ『ちょっと乗ってみようかな...』
よかった! 別に嫌ではないのねっ!? 『園で、自転車の練習をしたんです』と先生がお手紙をくれました! 娘っこは、園庭のはじからはじまで、一気に自転車で走ったそうです!! その事を知らせてくれた先生のお手紙は、歓喜に満ちていました それもそのはず。 娘っこは出欠を取った後(10:30すぎ)から帰宅のバスに乗る(14:30すぎ)まで毎日 昼食時間以外、ずーーーっと自転車の練習を していたそうなのです.... 『まだやる!!』と、ハァハァ息を切らして.... 転んで赤くはれた腕や、ペダルが当たってあざになってるふくらはぎや 足首。同じ所に、家で練習している時もペダルが当たって さらに赤くはれ上がっていました。 だけど『まだやりたい!!』と言うんです。 『楽しいから! もっと上手になりたいから!!』って。 『昨日、乗れた時ね、Sくん達がすごいねっ出来たねって言ってくれたんだ』って。 娘っこは自分で、欲求を持って 取り組んで、そして見事に できるようになった。 けしかけて、Kちゃんはそれで練習始めて、少し乗れるようになりました。 だけどそこで、もういいやと止めてしまったので、娘っこと一緒にゼロから練習 していました。 よろけても、ころんでも、自転車に立ち向かっていったそうです。 同じように、足にできた無数のアザ。キズ。それを平気だよと言って...。 親や、周りの人が言った所で、このココロがなければ、なにも成しえない。 逆に、子供が興味を持ったときには、なんでも出来る。 ずっと見守ってくれていた先生方、ありがとうございます。
....それから、娘っこの練習が、毎日ちょっとずつ始まったのです。
しばらくして
そしてそれから3日して
園で練習しだしてから4日間の間。
庭が雨でボコボコの悪環境の時も、雨が強く降ってきた時も、
ある時、『すごいね、かっこいいなぁ なんでそんなに頑張るの?』と聞いたら
そして
私の心配や不安は、全くもって当たりませんでした。
そこに、私やだんなサンや、先生の手は、必要なかったんです。
娘っこの友達、Kちゃんも、お母さんが『自転車のり、ビリになるよ!』と
そのKちゃんが、今度は自分で『乗りたい。練習しよう。』となった時。
それは、子供の本気のココロ。
そんな事を、私たちは今回のことで心から実感できたのです
これだけゆっくりと、子供に時間を与えて やらせてくれ、その間
娘っこが自転車に乗れた時、
そこには大人の安堵や、名誉な気持ちではなく、
ただ、それだけ頑張った娘に、乗れるようになりたくて頑張った娘に、
『本当によかったね!!やったね!!おめでとう』
という心からの祝福だけがありました。
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