Luxman LXU-OT2は2800円で入手できる史上最安のDAC付きヘッドホンアンプであり
Stereo 2013年1月号付録として販売されていた、値段は2800円なり
昨日書いてたブリーフィングレビューが参考になるかも
Stereo 2013年1月号付録 Luxman LXU-OT2をブリーフィングレビュー
システム設定
LXU-OT2:改造なし、エージング時間:20HR
接続の仕方:PC→セルフパワーUSB HUB(給電はバッテリを使用)→LXU-OT2
試聴環境:Foobar2000 + WASAPI
比較用システム:(DAC)Musiland Monitor 02 US Dragon (AMP)Audio-technica AT-HA5000
こういう状態で聞き比べる
Audio-technica ATH-AD2000で聴く
ATH-AD2000
ATH-AD2000
LXU-OT2直出力:
まず音場は狭い
AD2000自体も狭いですが、LXU-OT2の表現はAT-HA5000よりも狭い
中高域に渡り、Luxman特有の共鳴感がある
この点についてはLuxman DA-100とかなり似ていると言えるでしょう
高域の伸びはLuxmanらしく良いとは言えない
但し刺さりがなく聴いても疲れにくい音
悪い言い方をすると、仕事中ラジオを聴いてるような印象
解像度は普通、良いとは言えない
LXU-OT2(RCAライン出力) + AT-HA5000
音場はやや狭いですが、LXU-OT2直出力より奥行きさが増え、立体的な音場感が得られる
直出力時のラックストンと一変して、そこそこオーテクさが染めてきた(アンプの味付けなのか)
中高域の共鳴感がまだ残っているが、高域の伸びはそれなり改善され音をくっきりになった
解像度は普通だが直出力時より良いが、AT-HA5000の音響性能をうまく発揮してない印象が残る
直出力時のあの「ラジオ」感は健在、因みにLuxman DA-100も同じでした
Monitor 02 US Dragon + AT-HA5000
LXU-OT2と比べて、音像は一気に明確になってきた
ラジオ感は消え、解像度は良くなり、AD2000特有の中域の共鳴感(中高域ではない)が聞く
ある意味、これは本来のAD2000の音であった(HP-A8,AT-HA26Dと他のシステムで聞けたAD2000の音)
ATH-AD2000とLUX-OT2の相性
DAC+AMP:★★
DACのみ:★★★
Monitor 02 US Dragon + At-HA5000:★★★★
Audio-technica ATH-W1000で聴く
ATH-W1000
LXU-OT2直出力:
元々W1000の高音は刺さりそうで刺さらないというキラキラな音でしたが、LXU-OT2で聞いてみたら
高音の刺さりは大分抑えられ、聞きやすくなってくれた
しかしW1000の売りである「ボーカルの繊細さ、透明さ」もそれなりに目立たなくなった
音場は適中、特に狭いと感じない...中低域はじゃっかん増幅されたような感じがしたが、低域の量は多いとは言えない
全体の印象としてW1000の音響性能を降ろしたが、「ラジオ音」のお陰で長く聞いても疲れにくい
LXU-OT2(RCAライン出力) + AT-HA5000
AT-HA5000の高域の伸びはオーテクで最高レベル、歪みのない正確な表現仕方は抜群でしたが
LXU-OT2をDACとして繋ぐと、明らかに高域は若干カットされた
しかもHA5000のお陰で、LXU-OT2による高域の歪みをはっきり感じた、エッジがよりきつく硬い音
AD2000の時と同じように、解像度と音場は若干改善されたが、LXU-OT2の限界を感じてAT-HA5000の性能を発揮できなかった
Monitor 02 US Dragon + AT-HA5000
従来の、刺さりそうで刺さらないW1000に戻った、高域の表現は極めて繊細で高解像度、音場は正常(W1000での従来程度)
中域の温かさはそれなり、高域はどこまでも伸びていて歪み等一切感じない、ピュアで鋭い音
ATH-W1000とLUX-OT2の相性
DAC+AMP:★★★
DACのみ:★★★★
Monitor 02 US Dragon + At-HA5000:★★★★
SONY MDR-SA3000で聴く
MDR-SA3000
LXU-OT2直出力:
元々高域のSA3000はかまぼこ(中域が目立つ)ようになった
ナノコンポジットHDダイアフラムを用いて最高解像度を売りとしたSA3000は
よりマイルド的な音になった、SA3000の音場は元々とても広かったのでLXU-OT2に直挿しても特に狭いと感じない
オーテクのヘッドホンと違って、ラジオ音はあまり感じない...ただし従来のない中高域の共鳴感がある
中低域が増幅されたお陰で、低域不足は特に感じない
とりあえず相性としてAD2000、W1000よりも良さそうです
LXU-OT2(RCAライン出力) + AT-HA5000
音場の定位、音の正確さは一気に良くなった
ボーカルは逆にもっと前に出て、でも楽器などのポジションは明確で把握しやすい
高域の伸びはある程度従来のSA3000レベルに戻った、ただカットされた感じは否めない
ちなみにこっちもラジオ感はなかった、全体にして悪くなかった
Monitor 02 US Dragon + AT-HA5000
高域の伸びは素晴らしい!解像度は素晴らしい!音場は広い、ボーカルは美しい
まるで欠点のない完璧さ、LXU-OT2の時と違ってクリアさと透明さは出てきた
ライバル社とのコンビですが、これこそはSA3000の真の実力であった
MDR-SA3000とLUX-OT2の相性
DAC+AMP:★★★☆
DACのみ:★★★★
Monitor 02 US Dragon + At-HA5000:★★★★★
現時点の結論
2800円のものとしては悪くないが、Hi-endの音を聞きなれた人にとってはきついかもしれない
でも確かにLuxmanらしい音がする、この辺好き嫌いは分けられるが俺は嫌い派だった
しかしLuxmanの音が好きな人なら、この値段で聞けるのはお得と感じるだろう
手持ちのヘッドホンはまだATH-AD1000PRM、ATH-AD1000、ATH-A900がありますが、多分聞いても同じだろう(笑)
イヤホンはまだ全然試してないですが、手持ちのはMDR-EX1000, ATH-CK100PRO, MDR-XB90EX, JVC HA-FXD70くらいかな
どうしても相性レポートが聞きたい人がいったら言ってね
ヘッドホンの相性はそれぞれですが、音響性能としては1万円レベルのDAC付きポタブルアンプ並みかな
自分が持っていたヘッドホンアンプの音響性能のランキングとして
AT-HA5000 9.8点(実売10万) > AT-HA26D 9.2点(実売2万) > Fiio E17 8点(実売1.5万) > LXU-OT2 6.5点
買いなのか、買わない方が良いなのか、手放すべきか(友人に)、趣味として残るか...
色々悩む一機ですね
Musiland Monitor 02 US Dragonのレビューと計測レポートも書いたので気になる人はどうぞ
Musiland Monitor 02 US Dragon長期使用レビュー
ELECOM USB2.0HUB ACアダプタ付 セルフ・バスパワー両対応 4ポート ブラック U2H-EG4SBK
stereo (ステレオ) 2013年 1月号 [雑誌]
Stereo 2013年1月号付録として販売されていた、値段は2800円なり
昨日書いてたブリーフィングレビューが参考になるかも
Stereo 2013年1月号付録 Luxman LXU-OT2をブリーフィングレビュー
システム設定
LXU-OT2:改造なし、エージング時間:20HR
接続の仕方:PC→セルフパワーUSB HUB(給電はバッテリを使用)→LXU-OT2
試聴環境:Foobar2000 + WASAPI
比較用システム:(DAC)Musiland Monitor 02 US Dragon (AMP)Audio-technica AT-HA5000
こういう状態で聞き比べる
Audio-technica ATH-AD2000で聴く
ATH-AD2000
ATH-AD2000
LXU-OT2直出力:
まず音場は狭い
AD2000自体も狭いですが、LXU-OT2の表現はAT-HA5000よりも狭い
中高域に渡り、Luxman特有の共鳴感がある
この点についてはLuxman DA-100とかなり似ていると言えるでしょう
高域の伸びはLuxmanらしく良いとは言えない
但し刺さりがなく聴いても疲れにくい音
悪い言い方をすると、仕事中ラジオを聴いてるような印象
解像度は普通、良いとは言えない
LXU-OT2(RCAライン出力) + AT-HA5000
音場はやや狭いですが、LXU-OT2直出力より奥行きさが増え、立体的な音場感が得られる
直出力時のラックストンと一変して、そこそこオーテクさが染めてきた(アンプの味付けなのか)
中高域の共鳴感がまだ残っているが、高域の伸びはそれなり改善され音をくっきりになった
解像度は普通だが直出力時より良いが、AT-HA5000の音響性能をうまく発揮してない印象が残る
直出力時のあの「ラジオ」感は健在、因みにLuxman DA-100も同じでした
Monitor 02 US Dragon + AT-HA5000
LXU-OT2と比べて、音像は一気に明確になってきた
ラジオ感は消え、解像度は良くなり、AD2000特有の中域の共鳴感(中高域ではない)が聞く
ある意味、これは本来のAD2000の音であった(HP-A8,AT-HA26Dと他のシステムで聞けたAD2000の音)
ATH-AD2000とLUX-OT2の相性
DAC+AMP:★★
DACのみ:★★★
Monitor 02 US Dragon + At-HA5000:★★★★
Audio-technica ATH-W1000で聴く
ATH-W1000
LXU-OT2直出力:
元々W1000の高音は刺さりそうで刺さらないというキラキラな音でしたが、LXU-OT2で聞いてみたら
高音の刺さりは大分抑えられ、聞きやすくなってくれた
しかしW1000の売りである「ボーカルの繊細さ、透明さ」もそれなりに目立たなくなった
音場は適中、特に狭いと感じない...中低域はじゃっかん増幅されたような感じがしたが、低域の量は多いとは言えない
全体の印象としてW1000の音響性能を降ろしたが、「ラジオ音」のお陰で長く聞いても疲れにくい
LXU-OT2(RCAライン出力) + AT-HA5000
AT-HA5000の高域の伸びはオーテクで最高レベル、歪みのない正確な表現仕方は抜群でしたが
LXU-OT2をDACとして繋ぐと、明らかに高域は若干カットされた
しかもHA5000のお陰で、LXU-OT2による高域の歪みをはっきり感じた、エッジがよりきつく硬い音
AD2000の時と同じように、解像度と音場は若干改善されたが、LXU-OT2の限界を感じてAT-HA5000の性能を発揮できなかった
Monitor 02 US Dragon + AT-HA5000
従来の、刺さりそうで刺さらないW1000に戻った、高域の表現は極めて繊細で高解像度、音場は正常(W1000での従来程度)
中域の温かさはそれなり、高域はどこまでも伸びていて歪み等一切感じない、ピュアで鋭い音
ATH-W1000とLUX-OT2の相性
DAC+AMP:★★★
DACのみ:★★★★
Monitor 02 US Dragon + At-HA5000:★★★★
SONY MDR-SA3000で聴く
MDR-SA3000
LXU-OT2直出力:
元々高域のSA3000はかまぼこ(中域が目立つ)ようになった
ナノコンポジットHDダイアフラムを用いて最高解像度を売りとしたSA3000は
よりマイルド的な音になった、SA3000の音場は元々とても広かったのでLXU-OT2に直挿しても特に狭いと感じない
オーテクのヘッドホンと違って、ラジオ音はあまり感じない...ただし従来のない中高域の共鳴感がある
中低域が増幅されたお陰で、低域不足は特に感じない
とりあえず相性としてAD2000、W1000よりも良さそうです
LXU-OT2(RCAライン出力) + AT-HA5000
音場の定位、音の正確さは一気に良くなった
ボーカルは逆にもっと前に出て、でも楽器などのポジションは明確で把握しやすい
高域の伸びはある程度従来のSA3000レベルに戻った、ただカットされた感じは否めない
ちなみにこっちもラジオ感はなかった、全体にして悪くなかった
Monitor 02 US Dragon + AT-HA5000
高域の伸びは素晴らしい!解像度は素晴らしい!音場は広い、ボーカルは美しい
まるで欠点のない完璧さ、LXU-OT2の時と違ってクリアさと透明さは出てきた
ライバル社とのコンビですが、これこそはSA3000の真の実力であった
MDR-SA3000とLUX-OT2の相性
DAC+AMP:★★★☆
DACのみ:★★★★
Monitor 02 US Dragon + At-HA5000:★★★★★
現時点の結論
2800円のものとしては悪くないが、Hi-endの音を聞きなれた人にとってはきついかもしれない
でも確かにLuxmanらしい音がする、この辺好き嫌いは分けられるが俺は嫌い派だった
しかしLuxmanの音が好きな人なら、この値段で聞けるのはお得と感じるだろう
手持ちのヘッドホンはまだATH-AD1000PRM、ATH-AD1000、ATH-A900がありますが、多分聞いても同じだろう(笑)
イヤホンはまだ全然試してないですが、手持ちのはMDR-EX1000, ATH-CK100PRO, MDR-XB90EX, JVC HA-FXD70くらいかな
どうしても相性レポートが聞きたい人がいったら言ってね
ヘッドホンの相性はそれぞれですが、音響性能としては1万円レベルのDAC付きポタブルアンプ並みかな
自分が持っていたヘッドホンアンプの音響性能のランキングとして
AT-HA5000 9.8点(実売10万) > AT-HA26D 9.2点(実売2万) > Fiio E17 8点(実売1.5万) > LXU-OT2 6.5点
買いなのか、買わない方が良いなのか、手放すべきか(友人に)、趣味として残るか...
色々悩む一機ですね
Musiland Monitor 02 US Dragonのレビューと計測レポートも書いたので気になる人はどうぞ
Musiland Monitor 02 US Dragon長期使用レビュー
ELECOM USB2.0HUB ACアダプタ付 セルフ・バスパワー両対応 4ポート ブラック U2H-EG4SBK
stereo (ステレオ) 2013年 1月号 [雑誌]
が、以下の部分を読んでピンときました。
感謝です。
(LXU-OT2とは関係ありませんが)
> 高域の伸びはLuxmanらしく良いとは言えない
> 但し刺さりがなく聴いても疲れにくい音
> 悪い言い方をすると、仕事中ラジオを聴いてるような印象
> 直出力時のあの「ラジオ」感は健在、因みにLuxman DA-100も同じでした
確かにLXU-OT2はDA-100と似たような印象、勿論DA-100の方が性能が優れる、その似たような部分はラックストンといえるでしょうか
自分はAD1000で同時にHP-A8とDA-100を比較してみたですが、音響性能ならHP-A8が高い、しかし音は鮮明で刺激的に超高解像度、正直疲れる
DA-100では高域が抑えられ(ある意味延べない)、音は特殊な・・・ラックスしかしない音がする
DA-100買うならまず試聴、もしくはLXU-OT2をまず買ってみて、こんな音が気に入るなら買いましょう...自分は悪友にDA-200とP1uに薦められたけどね(笑)