ジャンク価額でJVC HP-RX700を入手したので色々遊んでみた
eイヤホンで偶々中古のJVC HP-RX700を発見し、値札を見たら1280円ということで購入
昔もレビューしたことがあったが、当時「コスパが素晴らしい低価額機」、「貧乏人のためのAD1000」と高く評価したが
家内が使ったのもJVC HP-RX900であり、自分は既にATH-旧ADシリーズを制覇したため
結局自分も買わずに居た
ポータブルプレイヤーではコスパの良い音を鳴ってくれたHP-RX700が
据え置き型のDAC・ヘッドホンアンプに繋ぐと如何な音になるだろう
昔HP-RX700/900のレビューも書いたので良かったらこっちも参考してください
ビクター HP-RX700/900ヘッドホンレビュー
Audio-technica AT-HA26D DAC付きヘッドホンアンプで聞いてみる
聞いた瞬間に「おお!結構良いじゃないか!?」と思った
アンプの値段はヘッドホンの五倍余りですが、ウォークマンに直挿しより大分改善された
中高域はそこそこクリア、解像度はそこまで高くないか丁度いい程度
特にボーカルではオーディオテクニカのヘッドホンと似たような表現仕方をする
艶やかで
音場は適中、広くても狭くてもない、密閉式ヘッドホンとしては中間なレベル、
但し音場は左右方向に広がって、奥行きがあまり感じない
定位感は悪く、複数の楽器が同時に響いた時は結構乱雑だがこの価額帯として結構頑張った
中低域は少し篭った感じがする(手持ちのフラッグシップ機たちと比べて)
篭り感はイヤーパッド交換前のATH-A900と大体同等である
JVC HP-RX700:
音場の広さ:★★★
音場表現の仕方:左右広がり
低音:★★★
中音:★★★☆
高音:★★★☆
分解能(全音域):★★★
艶やかさ:★★★☆
ボーカルの表現力:★★★☆
定位性:★★
音の傾向:均
評点:9.1
気になるAudio-technica ATH-AD1000との比較
おなじくAT-HA26DでATH-AD1000を聞いてみる
AD1000は全体にしてスッキリした音、RX700と比べて「篭り」は完全に消えていた
AD1000は高域の解像度は高くて繊細な音を鳴る、解像度はRX700より明らかに高い
音場はオーペンエアにしては広くないが、左右の広がりはそこそこある
ボーカルは艶やかで美しい、耳元で歌ってくれること凄く魅力な個性と感じる
高音寄りだがサ行の刺さりは全然ない、低域の量は少ないですが質がよく、スピードが速く硬い低域を表現
気になるRX700と最大の違いは、やはりAD1000の売りである「高域の伸びと広がり」と「透明感」である
AD1000は無垢のガラスのようにはっきり音像を見えてきて、繊細で高解像度な高域は頭の奥まで刺し込む
ウォークマンに繋ぐ時のAD1000はマイルドな高音ですが、AT-HA26Dに繋ぐと刺さるように刺さらない程よい刺激な音になった
Audio-technica ATH-AD1000
音場の広さ:★★★☆
音場表現の仕方:左右広がり
低音:★★★☆
中音:★★★★
高音:★★★★★
分解能(全音域):★★★★☆
艶やかさ:★★★★
ボーカルの表現力:★★★★☆
定位性:★★★☆
音の傾向:高
評点:9.6
JVA HP-RX700 + HP-AD700イヤーパッド着用時
手元にたまたまHP-AD900というAD700/AD900用のイヤパッドを持っていたので無理矢理RX700に付けてみた
実際にやってみると意外とスムースにできて、RX700のハウシングサイズはオーテクのヘッドホンとあまり変らなかったのようです
まず装着感は一気に良くなった
元々HP-RX700はATH-A900のようなイヤーパッドでしたが
フランネル製のHP-AD700を変えると、耳辺りのプレッシャーが軽くなってきて心地も良い
って、大事な音は
HP-AD700は元々オープンエアヘッドホン用のイヤーパッドであって
密閉式のHP-RX700がそれを使うと音が抜けるようになって、音はより繊細になってくれて
一聴クリアになったが、高域の響きは少し痛い...
というが女性ボーカルによるサ行刺さりも元より目立つ
この聴感は何か聞き覚えがあったような、
そうだATH-W1000も似たようなバランスだった
早速ATH-W1000専用のイコライザ設定を入れる
すると、聴き耐える音にになった
注意してもらいたいのは「良い音」ではなく「聴き耐える音」こと
ドライバ解像度の限界にも迫ったのか、音はスカスカしていて音の分離も悪い
しかし、曲によると悪くない...高級ヘッドホンの雰囲気が出る
やはりイヤーパッドは元のじゃないと、ということで純正イヤーパッドに戻した
まとめ
ヨドバシカメラでの試聴はやはり信頼できない、その頃RX700を聞いたら「AD1000とあまり変らない」と思うこともあったが
家でちゃんとした環境で試聴するとやはりRX700とAD1000はグレードが違うヘッドホンだった
とは言え、3500円のヘッドホンにしてはかなり良かった
しいといえば、RX700の音は確かにオーディオテクニカらしさがある、AD1000には及ばないがA900と似たような感じかもしれない
貧乏人のためのAD1000ならず、貧乏人のためのA900と呼べるでしょうか?(笑)
しかしA900はHP-A1000イヤパッド交換後、(偽)A900LTDに化けるので
もしかしたらRX700もHP-A1000を使うと面白いかも?
今回は力付きましたので、RX700ネタはまだ今度送りします
それでは
eイヤホンで偶々中古のJVC HP-RX700を発見し、値札を見たら1280円ということで購入
昔もレビューしたことがあったが、当時「コスパが素晴らしい低価額機」、「貧乏人のためのAD1000」と高く評価したが
家内が使ったのもJVC HP-RX900であり、自分は既にATH-旧ADシリーズを制覇したため
結局自分も買わずに居た
ポータブルプレイヤーではコスパの良い音を鳴ってくれたHP-RX700が
据え置き型のDAC・ヘッドホンアンプに繋ぐと如何な音になるだろう
昔HP-RX700/900のレビューも書いたので良かったらこっちも参考してください
ビクター HP-RX700/900ヘッドホンレビュー
Audio-technica AT-HA26D DAC付きヘッドホンアンプで聞いてみる
聞いた瞬間に「おお!結構良いじゃないか!?」と思った
アンプの値段はヘッドホンの五倍余りですが、ウォークマンに直挿しより大分改善された
中高域はそこそこクリア、解像度はそこまで高くないか丁度いい程度
特にボーカルではオーディオテクニカのヘッドホンと似たような表現仕方をする
艶やかで
音場は適中、広くても狭くてもない、密閉式ヘッドホンとしては中間なレベル、
但し音場は左右方向に広がって、奥行きがあまり感じない
定位感は悪く、複数の楽器が同時に響いた時は結構乱雑だがこの価額帯として結構頑張った
中低域は少し篭った感じがする(手持ちのフラッグシップ機たちと比べて)
篭り感はイヤーパッド交換前のATH-A900と大体同等である
JVC HP-RX700:
音場の広さ:★★★
音場表現の仕方:左右広がり
低音:★★★
中音:★★★☆
高音:★★★☆
分解能(全音域):★★★
艶やかさ:★★★☆
ボーカルの表現力:★★★☆
定位性:★★
音の傾向:均
評点:9.1
気になるAudio-technica ATH-AD1000との比較
おなじくAT-HA26DでATH-AD1000を聞いてみる
AD1000は全体にしてスッキリした音、RX700と比べて「篭り」は完全に消えていた
AD1000は高域の解像度は高くて繊細な音を鳴る、解像度はRX700より明らかに高い
音場はオーペンエアにしては広くないが、左右の広がりはそこそこある
ボーカルは艶やかで美しい、耳元で歌ってくれること凄く魅力な個性と感じる
高音寄りだがサ行の刺さりは全然ない、低域の量は少ないですが質がよく、スピードが速く硬い低域を表現
気になるRX700と最大の違いは、やはりAD1000の売りである「高域の伸びと広がり」と「透明感」である
AD1000は無垢のガラスのようにはっきり音像を見えてきて、繊細で高解像度な高域は頭の奥まで刺し込む
ウォークマンに繋ぐ時のAD1000はマイルドな高音ですが、AT-HA26Dに繋ぐと刺さるように刺さらない程よい刺激な音になった
Audio-technica ATH-AD1000
音場の広さ:★★★☆
音場表現の仕方:左右広がり
低音:★★★☆
中音:★★★★
高音:★★★★★
分解能(全音域):★★★★☆
艶やかさ:★★★★
ボーカルの表現力:★★★★☆
定位性:★★★☆
音の傾向:高
評点:9.6
JVA HP-RX700 + HP-AD700イヤーパッド着用時
手元にたまたまHP-AD900というAD700/AD900用のイヤパッドを持っていたので無理矢理RX700に付けてみた
実際にやってみると意外とスムースにできて、RX700のハウシングサイズはオーテクのヘッドホンとあまり変らなかったのようです
まず装着感は一気に良くなった
元々HP-RX700はATH-A900のようなイヤーパッドでしたが
フランネル製のHP-AD700を変えると、耳辺りのプレッシャーが軽くなってきて心地も良い
って、大事な音は
HP-AD700は元々オープンエアヘッドホン用のイヤーパッドであって
密閉式のHP-RX700がそれを使うと音が抜けるようになって、音はより繊細になってくれて
一聴クリアになったが、高域の響きは少し痛い...
というが女性ボーカルによるサ行刺さりも元より目立つ
この聴感は何か聞き覚えがあったような、
そうだATH-W1000も似たようなバランスだった
早速ATH-W1000専用のイコライザ設定を入れる
すると、聴き耐える音にになった
注意してもらいたいのは「良い音」ではなく「聴き耐える音」こと
ドライバ解像度の限界にも迫ったのか、音はスカスカしていて音の分離も悪い
しかし、曲によると悪くない...高級ヘッドホンの雰囲気が出る
やはりイヤーパッドは元のじゃないと、ということで純正イヤーパッドに戻した
まとめ
ヨドバシカメラでの試聴はやはり信頼できない、その頃RX700を聞いたら「AD1000とあまり変らない」と思うこともあったが
家でちゃんとした環境で試聴するとやはりRX700とAD1000はグレードが違うヘッドホンだった
とは言え、3500円のヘッドホンにしてはかなり良かった
しいといえば、RX700の音は確かにオーディオテクニカらしさがある、AD1000には及ばないがA900と似たような感じかもしれない
貧乏人のためのAD1000ならず、貧乏人のためのA900と呼べるでしょうか?(笑)
しかしA900はHP-A1000イヤパッド交換後、(偽)A900LTDに化けるので
もしかしたらRX700もHP-A1000を使うと面白いかも?
今回は力付きましたので、RX700ネタはまだ今度送りします
それでは
私もAD1000愛好家です。
5年前に購入し、今では擦り切れてパッドなしになるほど使い込みました。
この機の魅力は、美しく張り出したボーカル帯域と、完璧に丸められ刺さりと無縁の高域にあると思います。
実は私もRX700が気になり1年前に購入しました。
数多のレビューにある「刺激の無い音質」を期待していたのですが、フタをあけてみれば、価格を超えた音質ではあるがそれなりにシャリつき中音域のこもりが気になる、AD1000とはまったくタイプの違うものでした。
さらに下位のRX500も聴きましたが、こちらはちょっと驚きました。中域の豊かさと高域の丸め方は、解像度を落としたAD1000といっても良いかもしれません。ぜひご試聴ください。
購入してしまったRX700については、転がしておくのも可哀相なので、ハウジング内に裁縫用フェルトを二重に貼り込む改造を施しました。いくらか音がマイルドになったので、こちらも試してみてはいかがでしょうか?
確かにRX700は篭るように聞こえる出すね、純正イヤパッドは密閉だからがシャリつきはそれなり、ボーカルのサ行が刺さらないのはあり難い。多分RX700のこのセッティングは最もバランスを整ったと思う、これ以上改造しても無駄かも。RX500は昔少しだけ試聴しただけてあまり覚えてないが、今度時間掛けて聴きに行って見ます
僕もかつてAD1000でオーテクの世界へ入門したですが、高域と解像度の素晴らしさは今でも中々健闘しています。このあとAD2000,AD1000PRMにも手に入れ、ヘッドホンアンプもAT-HA26DからHA5000に乗り換え、今はもうオーディオの淵に落ちちゃったかもしれない。因みに今回出てきたAD2000Xを聞いてみたらAD1000PRMの後継機のように聞こえて、性能、音場とボーカルの表現力とも素晴らしかった、AD1000からのステップアップに相応しいかもしれない