三行まとめ
■ 周波数特性を測った所、リケーブル後の変化は認められた
■ 試聴した主観印象でも音が変わった
■ 音の変化は感覚的に5%、主に高域及び分解能の改善に繋がった
リケーブル用のヘッドホンはTAKSTAR TS671
メリットは安いしそれなりに音が良い
かつてAudio-Technica AD700のような音がして、値段は3000円程度でとても安いオープンエアヘッドホン
つまり、ぶっ壊しても痛くも痒くもない(笑)、実験に最適ですね
今回のリケーブルはさらなる実験のため、3.5mm 3極のイヤホンジャックを本体側に設置する予定
そして、改造前と改造後の周波数特性(マイクによる録音)を測り、変化があるかを観察する
Zoom H2N
録音用のマイクはZoom H2Nのモノラルモードを使っている、
測定時ヘッドホンも片側だけ測定音を流すので逆側からの影響を受けないように気をづける
ではリケーブルしてみましょう
オリジナル状態のTS671、まずは数回周波数特性とRMAAを測定する
RMAA測定中
TAKSTAR TS671
まずはTS671のイヤーパッドを外す
TS671のイヤーパッドの裏面
TS671のドライバユニット、フレームは全部プラスティック
TS671のドライバユニット、フレームは全部プラスティック
内部の回路、真ん中はグランド(何故赤色?)、左側の緑はLチャンネル、右側の黒はRチャンネル
ケーブルを固定するための板
先ほどの板を外すと、ケーブルはさらに結び目で脱落防止、本当はコイル効果で音質に悪影響するが
今回使う内部結線は、OYAIDE PA-04からばらしたPCOCC-Aケーブル(勿体ない気がするが)
3.5mm 3極のイヤホンジャック
まずドライバユニットのから全ての線を外す
オリジナルのケーブルも外す
外せた、音響用途以外なら使えそうが多分使わないだろう
元々のケーブル穴をこじ開け、3.5mmジャックを設置する
内部ではこう
OYAIDE PA04をばらす
PCOCC-Aケーブルを取り出し
そしてドライバユニットに半田付ける
逆側は3.5mmのジャックに半田付ける
半田付けが終わった
終わったらフレームを戻す
一応完成、まずはAudio-technica Goldlink AT544Aを繋いてテスト
ちなみにAT544Aは違う線径のOFCを用いて質もそれなりに良い
では、一番重要な測定結果は?
元ファイル
何度も測定した結果、周波数特性では誤差範囲を超えた箇所はいくつがあった
例えば1.2KHz/1.8KHz/3.9KHz辺り
どこにあるかが分からないなら、グラフを見る方が早い
元ファイル
RMAAの測定データはこちらから
http://sheryl.tw/img/SB-HD/TS671.htm
無響室で録音したわけではないのでSNRは参考にならないが
改造前は5回ほど、改造後も5回測定したところ(グラフにはそれぞれ2回の結果をピックアップ)周波数特性は確かに変化が認められた
一番結果に影響しやすいのはマイクの位置、そこまで精密に設置したわけではないが一応距離は測っている
TAKSTAR TS671
TAKSTAR TS671
TAKSTAR TS671
TAKSTAR TS671
まとめ
結論は、リケーブルによる音質変化は確かにあった
あったがそこまで変わったわけではない、
周波数特性のデシベル(dB)は3dBごとに倍の音量を意味する
これを見ると、人間の耳で判別できる音の変化はありそうだ
周波数特性の違いと、聴いた感じでは5%くらいの変化はあった
特に高域がやや明るくなり音がより明確になった、分解能も若干改善された
元々のTS671は音響性能がAD700と同レベルでしたら、AD750くらいになった感じかな
そもそもこの手の実験は本職ではないし、あまり時間をかけても馬鹿馬鹿しいとしか思わない
今回の目的は「リケーブルによる音質変化」の検証
それは確かに「影響はあった」という結論が得られた
関連記事:
【測定】違うRCAケーブルで音が変わるのか?検証してみた
■ 周波数特性を測った所、リケーブル後の変化は認められた
■ 試聴した主観印象でも音が変わった
■ 音の変化は感覚的に5%、主に高域及び分解能の改善に繋がった
リケーブル用のヘッドホンはTAKSTAR TS671
メリットは安いしそれなりに音が良い
かつてAudio-Technica AD700のような音がして、値段は3000円程度でとても安いオープンエアヘッドホン
つまり、ぶっ壊しても痛くも痒くもない(笑)、実験に最適ですね
今回のリケーブルはさらなる実験のため、3.5mm 3極のイヤホンジャックを本体側に設置する予定
そして、改造前と改造後の周波数特性(マイクによる録音)を測り、変化があるかを観察する
Zoom H2N
録音用のマイクはZoom H2Nのモノラルモードを使っている、
測定時ヘッドホンも片側だけ測定音を流すので逆側からの影響を受けないように気をづける
ではリケーブルしてみましょう
オリジナル状態のTS671、まずは数回周波数特性とRMAAを測定する
RMAA測定中
TAKSTAR TS671
まずはTS671のイヤーパッドを外す
TS671のイヤーパッドの裏面
TS671のドライバユニット、フレームは全部プラスティック
TS671のドライバユニット、フレームは全部プラスティック
内部の回路、真ん中はグランド(何故赤色?)、左側の緑はLチャンネル、右側の黒はRチャンネル
ケーブルを固定するための板
先ほどの板を外すと、ケーブルはさらに結び目で脱落防止、本当はコイル効果で音質に悪影響するが
今回使う内部結線は、OYAIDE PA-04からばらしたPCOCC-Aケーブル(勿体ない気がするが)
3.5mm 3極のイヤホンジャック
まずドライバユニットのから全ての線を外す
オリジナルのケーブルも外す
外せた、音響用途以外なら使えそうが多分使わないだろう
元々のケーブル穴をこじ開け、3.5mmジャックを設置する
内部ではこう
OYAIDE PA04をばらす
PCOCC-Aケーブルを取り出し
そしてドライバユニットに半田付ける
逆側は3.5mmのジャックに半田付ける
半田付けが終わった
終わったらフレームを戻す
一応完成、まずはAudio-technica Goldlink AT544Aを繋いてテスト
ちなみにAT544Aは違う線径のOFCを用いて質もそれなりに良い
では、一番重要な測定結果は?
元ファイル
何度も測定した結果、周波数特性では誤差範囲を超えた箇所はいくつがあった
例えば1.2KHz/1.8KHz/3.9KHz辺り
どこにあるかが分からないなら、グラフを見る方が早い
元ファイル
RMAAの測定データはこちらから
http://sheryl.tw/img/SB-HD/TS671.htm
無響室で録音したわけではないのでSNRは参考にならないが
改造前は5回ほど、改造後も5回測定したところ(グラフにはそれぞれ2回の結果をピックアップ)周波数特性は確かに変化が認められた
一番結果に影響しやすいのはマイクの位置、そこまで精密に設置したわけではないが一応距離は測っている
TAKSTAR TS671
TAKSTAR TS671
TAKSTAR TS671
TAKSTAR TS671
まとめ
結論は、リケーブルによる音質変化は確かにあった
あったがそこまで変わったわけではない、
周波数特性のデシベル(dB)は3dBごとに倍の音量を意味する
これを見ると、人間の耳で判別できる音の変化はありそうだ
周波数特性の違いと、聴いた感じでは5%くらいの変化はあった
特に高域がやや明るくなり音がより明確になった、分解能も若干改善された
元々のTS671は音響性能がAD700と同レベルでしたら、AD750くらいになった感じかな
そもそもこの手の実験は本職ではないし、あまり時間をかけても馬鹿馬鹿しいとしか思わない
今回の目的は「リケーブルによる音質変化」の検証
それは確かに「影響はあった」という結論が得られた
関連記事:
【測定】違うRCAケーブルで音が変わるのか?検証してみた
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