石ころ

今日の歌(2024.11.12)

 

来年の歯医者の予約印せしは真っ新な日記そは生きんとす

 

人知れぬひづちの垂り穂さはあれど雀群れたりテンも駆け行く

  (ひづち 稲の刈り株から伸びた穂)


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ムベ
本当に今年はいきなり師走ということになりそうです。
使い慣れている日記は早く買わないと製造元から送ってもらうことになるのです、そうすると送料がかかりますので、気付いた時に買っています。

新しい日記の一筆目が病院の予約ということに、一瞬の憂鬱が心を過りました。
でも、歯医者さんでは一日で抜歯から、歯石などのケアから、部分入れ歯の調整まですべて完了してくださったのですが・・。

田にはひづちの穂が色づいています。人は誰もそんな貧しい穂など心に留めません。ある日、田は掘り起こされて穂も踏みつぶされています。
そのような勝手生えの稔りになんだか切なさを感じてしまいます。役立たずの仲間を見つけたような心持なのです。

だから雀の群れを見つけたり、畦を走り抜けるテンの姿を見ると嬉しくなります。喜んでいるものが居るという慰めです。
本当はテンかオコジョかイタチかは不明です。少し先をしなやかに駆ける姿を見ただけですから・・。
でも、吉野では近くで遭遇したこともあります。しばらく顔を見合って互いに動けなくなってしまいました。可愛い顔をしていますよ。見かけによらず獰猛らしいですが・・。

生ける蛾をこめて捨てたる紙つぶて花の形に朝ひらきをり

この句を選ばれたデ某さんの感性に・・うなりました。森岡貞香さんという歌人にう~んって驚いて新鮮な刺激を受けました。
包まれた紙の花か開いて蛾は飛び立ったのでしょう・・。ちょっと厭なものが、美しく生まれ変わったような感覚です。
ご紹介ありがとうございます。
デ某
> 来年の歯医者の予約印せしは真っ新な日記そは生きんとす

もう「日記」が発売される時季ですか…。
残暑がながく 秋を愉しむ間もなく霜月を迎えましたし
あと二週間余りで はや師走を迎えます。びっくりです。
私は 日記は持たず かつては mixiやブログが日記であり
今はフェイスブックが日記のかわりをしています。
でもカレンダーは数種を揃えますし 手帳は無職でもなお必携。
ムベさんの生き生きとした日々が日記に刻まれ
そこからまたブログに紹介されることと存じます。

>人知れぬひづちの垂り穂さはあれど雀群れたりテンも駆け行く

"ひづち"については 前にも歌を記されていたように思います。
人知れぬひづちを 雀もテン知っているところが 凄いですね。
テンという動物を私は見たことがありませんが
ダ・ヴィンチの絵「白貂を抱く貴婦人」が印象に残ります。
ちょっと現実には居なさそうな謎めいた雰囲気がありますね。
ムベさんは 凄い光景!を 普段に見ていらっしゃるところが…
私は "凄い" と思います。

結びに 最近 知った森岡貞香という歌人の一首をご紹介します。
『生ける蛾をこめて捨てたる紙つぶて花の形に朝ひらきをり』
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