ある日、今私は御父の愛、御子の愛、聖霊の愛を受けているのだということに気づいた。
そのことはとっくに知っているはずのことだったけれど、その時深い感動をともなって迫ってきたのだった。
御子の愛
キリストは、神の御姿であられる方なのに、神のあり方を捨てることができないとは考えないで、ご自分を無にして、仕える者の姿をとり、人間と同じようになられたのです。(ピリピ2:6=7)
御子は父のみこころにそって人の世に来て下さった。名も無き処女マリヤの胎に下って来てくださり、ご自分で人の子と名乗って下さった。
人と共に生きて労苦の汗を流し、時に人の死に涙を流し、人の母を気遣い、世に生きる苦しみと悲しみを味わってくださった。
この世には枕するところもなく、荒れる舟の中に爆睡されたほど肉体の弱さもご存じであった。
キリストは人としての性質をもって現われ、自分を卑しくし、死にまで従い、実に十字架の死にまでも従われたのです。(ピリピ2:6)
イエスさまは十字架で、人の罪を負い取り成してくださり、神の御前にすべての罪汚れから信じる者をあがなってくださり、私をも神に受け入れられ「アバ、父」と呼ぶ神の子としてくださった。
人の子が来たのが、仕えられるためではなく、かえって仕えるためであり、また、多くの人のための、贖いの代価として、自分のいのちを与えるためである・・」((マタイ20:28)
その事実を感謝をもって受け入れたときから、私は罪の責めから解放された。忍耐をもって信仰を育ててくださり、祈りに応えてくすしい助けを幾度も幾度も経験させてくださった。
「あなたがたは、もしわたしを知っていたなら、父をも知っていたはずです。しかし、今や、あなたがたは父を知っており、また、すでに父を見たのです。」(ヨハネ14:7)
イエスさまによって造り主を知り、私は愛を持って神の手により造られたことを知った。このいのちに神の計画があるという驚きと喜び!
それは、イエスの御名によって、天にあるもの、地にあるもの、地の下にあるもののすべてが、ひざをかがめ、すべての口が、「イエス・キリストは主である。」と告白して、父なる神がほめたたえられるためです。(ピリピ2:10~11)
そう、イエスさまは常に父なる神の愛を世に現し、御父の愛に寄り頼んで生きる喜びを教えて下さった。
聖霊の愛
聖霊は、イエスさまが天に帰られた後に、信じる者ひとり一人に送られた助け主なる神。「御父がねたむほど・・」と表現されるほどに近くにいてくださるお方。
聖霊、イエスの霊、人の霊は私には分けられないけれど、ひとつとなって私の良いときも悪いときも、忍耐を持って共に居て下さる。
聖書の新しいことばを教え、日々の選択にも平安と違和感をもって道を示し、困難なとき不安なときはみことばを思い起こさせて、闇を照らす光りを示してくださる。
どう祈って良いのかわからないときには、言葉にならない祈りを導き主との交わりを楽しませても下さる。
イエスさまは聖書の中に居られるけれど、人の世にあって、イエスさまをと共に生きるという感覚を覚えさせてくださるのは、聖霊の助けによるのだ。
聖霊はそのお方を、みことばのとおりに今も共に生きて働いて下さるお方であることを、リアルに実感することを助けてくださっている。
イエスさまは私の罪の完全な赦しの証明となってくださった。それはそのように書かれていることによるのだけれど、その喜びを日々味あうことができるのは聖霊の助け。
良心の責めから解放され、顔を上げて青空を仰ぎ、胸一杯の開放感深い平安を得ることが出来るのは聖霊が導いて下さることによる。
そう、聖霊の助けによってみことばは今を生きるダイレクトな力、いのちとなる。
人とは、何者なのでしょう。あなたがこれを心に留められるとは。人の子とは、何者なのでしょう。あなたがこれを顧みられるとは。(詩編8:4)
神は人を何だというのでこれを顧みられるのだろうかと・・その問いが救われて以来ずっと私の内にくすぶっていた。まるで疑いのように・・。
しかし、今、ただそれは神の御名の崇められるためであると、繰り返し語られることばによって、私は平安を得た。
創造主なる神は、ご真実故に造られたものをかくまで愛された。
私たちが御子を通して救われたのは、神の愛を知り、愛に応答して、造り主をほめたたえるものであることを知るため。そうして、そこから始まる永遠に続く愛の応答。
二十四人の長老は御座に着いている方の御前にひれ伏して、永遠に生きておられる方を拝み、自分の冠を御座の前に投げ出して言った。
「主よ。われらの神よ。あなたは、栄光と誉れと力とを受けるにふさわしい方です。あなたは万物を創造し、あなたのみこころゆえに、万物は存在し、また創造されたのですから。」(黙示4:10~11)
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