石ころ

羊飼いの宿(ルカ2章)




さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。
すると、主の使いが彼らのところに来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。(ルカ2:8~9)


主の栄光を見ると人はパニックになる。イエスさまの栄光のお姿を見たペテロもそうだった。常識ではあり得ない光景は人を恐れさせるものだから・・。
羊飼いたちが恐れつつもこの光景を真っ直ぐに受け止めることが出来たのは、それが彼らの居場所で起こったことだからである。

イエスさまが大工のヨセフの家に来られたように、御使いたちと天の大軍勢は、名も無き羊飼いの野の宿に現れ来た。
羊飼いは自分たちの宿の価値に、この時までは気付いていなかっただろうけれど・・、野に天の軍勢の賛美が溢れる雄大な光景は、どんなにか素晴らしい様子であろうか。

天を裂くようにして降りて来た御使いたちや天の軍勢が、救い主の誕生を知らせのロケーションとしては、王宮よりも神殿よりも遙かに勝って、天が開けている野が似合っている。
主の栄光を見ることは、どれほどの豊かさをもたらせることだろう。どれほどの喜びと感動と確信をもたらせることだろう。

そのとき、人は「もう何も要らない」と完全に満ち足りて安息するのだ。だからすべてを置いて心からの礼拝のために出掛けて行く。
今、キリスト者のうちに居られる主の栄光を見られないはずがない。けれど、日々の喧噪と、守りの高い垣を巡らせることで空を狭苦しくし、惑わす世の光に目を奪われてしまっているから、主の栄光を知ることができないのではないか・・。

あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたのためのしるしです。」
すると、たちまち、その御使いといっしょに、多くの天の軍勢が現れて、神を賛美して言った。
「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」
御使いたちが彼らを離れて天に帰ったとき、羊飼いたちは互いに話し合った。
「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」(ルカ2:12~15)

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