バンブーひとりごと

そのときどき思ったこと、見たことひとりごと

なかにし礼氏  美空ひばりさん  さくらの唄

2010-11-21 09:27:29 | マイ・ルーム

 なかにし礼氏の 黄昏に歌え 文庫版 を書店で見つけ読んだのはもう4~5年も前にな

るだろか。

その中で さくらの唄 にまつわるエピソードが書かれてあった。作曲家の三 木たかし氏が

歌ったが全く売れなかった。そのテープを聞いて久世光彦氏が美空ひばりさん歌ってもら

えないかと頼んで快諾された、そしてその後の収録風景をかいていらして私はその部分が

とても印象に残った。歌謡曲のCDなど買ったことがないのにわざわざ楽器店に行ってこの

歌が入っているCDを探してもらって注文した。手許に来てからピアノを弾く妹に簡単な譜に

して貰って手持ちのお稽古用キーボードで右手だけで弾いて私なりに覚えたのである。

 
 それから時間が過ぎて日常からそんなことも忘れていたのだが11月の初め偶々リモコン

のボタンを押したら昭和歌謡黄金時代という番組でなかにし礼氏が出演されて故石原裕次

さんとの出会いなどを話された後この歌に触れられ美空ひばりさんが水色のドレスで歌っ

ている場面になった。テレビでひばりさんが歌っているのに接したのは初めてで感慨を新た

にした。

 
 そうしたらつい先日、これはプレミアム8でなかにし氏が取り上げられていてまたこのくだり

にふれられていらした。ゆうべはまた 昭和・・・の再放送(NHK衛星は再放送を繰り返して

いるから何回目かわからないが)にであってまたひばりさんの歌も聞くことができた。


 3回とも途中からしか見られなかったが氏のヒット曲を歌う人気歌手の若かりし頃の歌と姿

に接して懐かしさを覚えた。そして何より氏が自作の 時には娼婦のように わが人生に

悔いはなし 
などを歌っていらしてびっくりしたし、得した気持にもなった。是非お若い時の

お声を聞きたいものである。

 
三木たかし氏、久世光彦氏、美空ひばりさん 石原裕次郎氏 みな冥界にはいられている

のはほぼ同世代の私にとってもさみしいことだ。