文楽は2~3年に1回くらい行くのだけれど歌舞伎は本当に久しぶり。
都合で行けなくなった、という友人からチケットが回ってきた。花道は見えないけれど
宙乗りはよく見える、という但し書き付の席である。花道の様子はテレビ画面で見られ
るが台詞は花道の上寄りの席にぶつかってあまりよく聞き取れなかったのは残念である。
最後の判官、照手姫の宙乗りは確かにばっちり、ライトにも照らされてきれいだった。
しかし、何といっても亀治郎の最後の公演、後々歌舞伎の話が出たときに話題に
のぼせることができるとウキウキしながら出かけた。
亀治郎は大きい役者になるのだろうな、と思ったがそれにもまして、笑也の美しさに
ほれぼれとした。声もいい。ファンになってしまうかもしれない。
舞台転換のダイナミックさにも感心した。特に堅田、瀬田の水の場面は圧巻だった。
チケットを回してくれた友人に感謝。