バンブーひとりごと

そのときどき思ったこと、見たことひとりごと

井上義照著 モンゴメリークリフト 人間の科学新社

2011-10-30 21:11:17 | マイ・ルーム

先日、新聞広告から モンゴメリー・クリフト という文字が目に飛び込んできた。

副題に 挽歌への旅路  エリザベス・テーラーの人生を狂わせて男 とある。

一瞬にして高校生が見た”陽のあたる場所” の名場面がよぎった。あのシーン、このシーンが

今でも涙が出るような思いで浮かんでくる。 モンゴメリー・クリフトは少女心にも衝撃的で

虜になった。エリザベス・テーラーは”緑園の天使”、”家路”と子供時代から見ていたが

すっかりおとなになってとにかく美しかった。

次にモンゴメリー・クリフトを見たのは確か“終着駅”である。わたしは”慕情”以来ジェニファー・

ジョーンズもお気に入りでこの映画が封切られた時には飛んで行った。遠い昔のことで

記憶が前後していてジェニファー・ジョーンズがお気に入りになったのは”ジェニーの

肖像”かもしれない。

本は早速購入した。後年は薬とアルコールで破滅していったことは雑誌などで読んで知って

いたから特に新しいことではない。しかし思わぬ形でモンゴメリー・クリフトと再会して映画少女

のころのあれこれを辿っている。

 

ついでに言うと、エリザベス・テーラーが亡くなったのは3月23日であの大震災の直後で

簡単なニュースでその訃報が伝えられただけであった。平常時であれば出演映画の

放映がたくさんあっただろうに、と不謹慎ながら思うのである。