この映画が公開された時には子育て真っ最中で映画どころではなかった。
その後テレビで見で昨夜は2回目。1回目は何年前だったのだろうか、忘れたけれど
とても胸締め付けられた記憶がある。でも今回はこの程度の映画だったのか、と少々
意外な思いがした。加齢で感情が鈍くなってきたこともあるのだろう。背景の時代に
対するとらえ方も変わってきているのかもしれない。忘れないように何日も前から11日10時
BShと書いたメモを机に張り付けていた自分がおかしかった。もともと映画は映画館で・・・
というのが映画好きの私である。
映画の前に流された4度目の来日時の76歳のソフィア・ローレンはさすが大女優の貫録だ
った。その時の話でもこの映画は世界ではあまり評判にはならなかった、というようなことだ
った。あの一面のひまわり畑とヘンリー・マッシー二の音楽が日本人の感性にぴったりだった
のだろう。
余計なことかもしれないけれどNHKのシネマ堂本舗という番組、たまたまつけたらやって
いた、という時しか見ないが山本晋也監督の話は面白いが今は関根麻里がお相手、若
過ぎて監督と話が合わずイライラする。映画に対する想いというものは同時代性が大切で
ある。大体この関根麻里という人、七光り、留学帰りというほかに何を持っているのか。全く
取り柄がない。NHKが重用するのがわからない。