TVドラマ 戦場のメロディ
もう1週間も前のドラマ、普段のドラマ鑑賞(鑑賞なんていうのも憚られるけれど)はほとんどサスペンス系である。しかし久しぶりにこれを見ようと思ったのはファンというものではないが薬師丸ひろ子の声がわりと好きなので渡辺はま子の歌をどう歌うのかな、と軽く思ったのと日ごろは全く脳裏にない渡辺はま子の当時の思いを知りたかったからである。 薬師丸は淡々と渡辺はま子を演じていて好感が持てた。歌も本人の真似ではおかしいわけで随分練習したのだろうな、と。
小日向文生の教誨師も暗くなく持ち味が出ていた。2~3年前まで知らなかったけれど存在感のある俳優だ。 ドキュメンタリー部分も、当時はもう戦争を忘れて能天気に遊んでいた中学生だった私には「そう、こういうこともあったのだ」と深く感じた。帰国された方々もご高齢で証人として言葉を残されていることに胸をうたれた。
それにしても渡辺はま子には自らの収容所生活があったとはいえ、あたまがさがる。行動することは大変なことなのだ。