時間の外  ~since 2006~

気ままな雑記帳です。話題はあれこれ&あっちこっち、空を飛びます。別ブログ「時代屋小歌(音楽編)(旅編)」も、よろしく。

蝉の死後の世界

2010年08月15日 | 日々の、あれこれ

最近、町を歩いていると、あちこちで蝉の死骸が道に落ちている。

蝉の寿命は短い。

何年も地中ですごし、つかのまの成虫時代を、夏の暑いさなかに鳴き声をあたりに響かせて・・・死んでゆく。

掃除をする人は、他のゴミと一緒に蝉の死骸を拾って、処理する。

そう、ゴミ箱の中に入った蝉の死体は、・・・ゴミ扱いになってしまう。


子どもの時、金魚やカブトムシなどを飼って、それらが死んだ時は粗末な裏庭を掘って死骸を埋め、細長く切った段ボールに「金魚の墓」「カブトムシの墓」などと書いて、埋めた土の上に立てたっけ。


そんな記憶もあるせいか、道端に蝉の死骸が落ちていて、それをゴミとして処理していく状況は、けっこう複雑。

でも、どうしようもない。


せめて、蝉は、人につかまらないで、つかの間の成虫時代を謳歌してほしい・・なんて思ったりする。


もっとも、人間につかまった場合、死んだ後に埋めて墓みたいなものを作ってもらえるかもしれない。
つかまらずに死んだ場合は、その死骸はゴミ扱いされるのがオチ。


そう考えると、どちらがいいのだろう。




やはり、死後にゴミ扱いされようと、つかの間の成虫時代を、人間につかまらないままで過ごすほうがいいだろうなあ。


私はまだ(?)蝉になったことがないので(笑)蝉の気持ちは分からないけど、私が蝉だったら、やはりそう思うに違いないのだ(笑)。


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