先日、朝。
通勤のために乗っていた電車が、いきなり停止した。
信号待ちかな・・・と思ったら、車内アナウンスが聞こえてきた。
人身事故があったので、状況確認のために暫く停止します・・・とのこと。
その後のアナウンスを聞くと・・・なんと!
その時私が乗ってた電車に、飛び込んだ人がいるらしかった。
飛び込む・・といっても、電車内に飛び乗ったのではない。
ホームに入ってくる電車の線路に飛び込んだのだ。
それは・・・その人の「死」を意味する。
これまでにも人身事故で電車が止まるのはしょっちゅうだったし、事故直後の遺体(?)が担架で運ばれる光景は見たことがあった(ただし担架の上にはシートがかぶされており、運ばれてる人の姿は隠されていた)が、自分が乗ってる電車に人が飛び込んだのは初めてだった。
ホームには、飛び込み自殺した人のものらしい靴が一足あった。
一足のうち、左足用の(?)靴は普通の向きで、もう一方の右足用の靴は横を向いており、靴の裏が見えていた。
生々しかった。
朝の通勤時、だれもが急いでいる。
朝ギリギリまで寝てた人などは、出勤時間まで時間的余裕がない人が多いはず。
電車内は、困ったような顔で無言の人もいたが、はっきりと独り言で怒りを表す人もいた。 何人も。
私とて無言ではあったが、腹はたった。
通勤時間帯での電車への飛び込み自殺は、ほんとやめてもらいたい・・。
そういうやり方で死んでゆく人は、なんのかかわりもない周りの多数の人に迷惑かけ、その結果、なんのかかわりもない多数の人に嫌われたり、恨まれたりして死んでゆくことになるのだ。
自殺する人には、相当な理由があるのだろう。過酷な現実の中にいたのかもしれない。
それは第3者には分からない。
だから、私は「自殺なんてするなよ」とは簡単には言えない。
そうするしかない状況だってあるのかもしれない。
理解はできなくても、今の日本の閉塞感を考えれば、自殺したくなる人の状況や心理は、ある程度察したいとは思う。
だが・・・
何のかかわりもない、何のうらみもない「無関係な人」な多数の人に迷惑かけ、そういう人たちに同情されないばかりか、へたしたら恨まれて自殺してゆくのは・・・・・人生の幕引きとしては悲ししすぎないだろうか。
それにしても・・
以前にもこのブログで書いたことだが・・・
最近、電車への飛び込み自殺が・・・・多すぎる。
その日の3日後にも、私の通勤電車は人身事故で朝止まってしまった。
本当に・・・多すぎる。
なんとかならないのだろうか。
「不景気」「閉塞感」「自殺」「就職難」「日本の借金」・・・その他、さまざまなネガティブな単語が、連日テレビや新聞などであふれている。
なにやら、マイナスの暗示にどんどんかけられている感じだ。
そういう単語を一日に何度も耳にし、それが延々と毎日聞かされてれば・・・・必要以上に落ち込んでいってしまうのではないだろうか。
マイナスの暗示は、更に深いマイナスにつながり、それは墓穴を掘ることになりそうな気もする。
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