夕食のセッティングをしてる時
テーブルからちょっと離れた、テレビの前でそれは起こった
右手の甲に ひと粒の水滴が落ちた
ポトッ
直ぐ、天井を見上げた
変ったところはなにもない
ヘンだな?
おかしいな?
水分はどこにもないはず
でも 手の甲は濡れている
そっとぬぐって、しばらくは動けなかった
だって そこは あの日 あの時の場所
バニラの居た場所
お風呂から出て来た夫に報告
夫 「ヘンだね
水が落ちてくるわけがない」
私 「でしょ?」
夫 「バニラのお○っこかな?」
なんで、そっちに行くかなぁ
もしかしたら 涙かな? なんて思っちゃったりしたもんだから・・・
でもそんなの悲し過ぎて、言葉に出ない 夫も同じなんだろうな
私 「ちゃんと食べてるかな?
元気かな
お友達と遊んでるかな
楽しんでくれてるかな
バニラちゃ~ん」
夫 「あっちに行っても、未だ心配の種は尽きないね」
私 「悲しんでばかりいるから、バニラが悲しんでるのかなぁ」
夫 「そうだよ きっと。」
私 「バニラママもバニラパパも 悲しんでいませんよ~
いつも 思い出してはニコニコしてますよ~
泣いてなんか・・・ あ~ん あ~ん
いないからぁ・・・ あ~ん」
バニラスパイラル
ところで あの水滴はナンだったんだろ
よだれ だったりして・・・クスクス