いつだったか・・・・・
バニラが3~4歳の時だったと思う
おしっこの間隔が、それまでに無いほど長かった時がある
確か、台風の時だった
「バニラちゃん 雨こんこんだから ちーこは車庫で済ませてね」
事務所から続く車庫に行って 促す
「ちーこ しましょ
クンクンクンってして ちーこしてね」
バニラはウロウロするだけ クンクンニオイを嗅ぐだけで、しなかった
いつもはしてくれるのに、しなかった
半日以上経ち、心配は募る
風雨がおさまった時、お散歩に飛び出した
もちろん 「ちーこ ちーこ」と言いながら
ところが出ないのである
いつものコース いつもの場所でも、ニオイすら嗅がないのである
私はあせった
「我慢してるでしょ していいのよ ちーこしましょ」
スタスタ歩くだけのバニラ
困った、どうしたら おしっこをしてくれるのかしら
で、ひらめいた
子供ってプールに入ると、したくなるってことを思い出したのだ
水溜りへ導いて、足を入れさせた
つかの間、我慢をしているように見えたバニラだが
武者震いをしたと思ったら
その中へ・・・ボチャボチャ・・シー
私を見上げ「出ちゃったけど」と言っているようだった アハハ
「それでいいのよ おりこうさん」
バニラと目を合わせて喜んだ その時の表情は忘れられない
スキップして お散歩を続けた
ソレからは 水溜りをめがけて飛び込んでいったのは言うまでもない
ママが導いた=入ってもいい=ママが入ってもらいたがっている
いえ 違うんですけどね
入ってほしくはなかったんですけどね
自分の都合の良いように解釈するバニラでした
未だに 水溜りを見るとバニラの喜ぶのが見えます
☆ 写真は今年の8月のバニラです♪