
【ミニシアター】
ぎりぎりのところで踏みとどまったのは宇高航路だけではなかった。高松市中心部のミニシアター、ホールソレイユとソレイユ2も瀬戸際に立っていた。
中心部から映画館が消え始めて久しい。そうした中、両館は郊外のシネコンでは上映しない作品を見せて踏ん張ってきたが、それも限界が近付いた。やむなく休館も検討された時、「個人事業主」として手を挙げたのが、従業員の坂口裕二さん(34)だった。
働き始めて10年。フィルムを回す作業も館内の落ち着いた雰囲気も大好きだった。メジャー作品にはないメッセージ性や意外な展開、斬新な映像が性に合っていた。いつか自分もミニシアターを経営したいと、お金もためていた。だから迷いはなかったという。
地下のソレイユ2を引き継いだのは先月末からだ。今まで数人でやっていた作業を1人でこなさなくてはならず、ソレイユが香川で守ってきた文化を引き継ぐ、なんて大それたことを言う余裕はとてもない。
だけど、自分の人生の教科書となってきた映画の力を信じたい。万人が楽しめる映画もいいが、自分だけの楽しみを見つける面白さにも気付いてほしい。そのためにも少しでも長く続けたい、1人でも多くの人に来てもらいたいと彼は願う。
メジャーには大勢に支持される理由がある。しかしそれはマイナーがなくていいという意味ではあるまい。映画館に限らない。「貧しい」とは選択肢のない状態をいうのだろう。豊かな香川であってほしい。【四国新聞より】
ニュー・シネマ・パラダイス
なんか この話し自体が映画のような感じです

ソレイユには二十数年前に何度か行きました

当時も 単館上映の映画と名画系と分けて上映してたと思う

『ジェームス・ディーン』とか見に行ってました

あの界隈は 映画館が多く ほとんどの映画館が2スクリーン以上だったと思う

当時は 映画館は高松にしかなく 話題作だと立見だったぐらい盛況だった

その後 ビデオの普及に伴いビデオレンタルの台頭で 高松の映画館も閉館が相次ぎました

そして ショッピングセンター併設のシネコンでほぼ壊滅状態になった香川の映画館

そのなか ソレイユは健闘 頑張ってきたと思う

その努力は並々ならぬものだったはず

閉館の危機に 待ったをかけ 自分の夢を実現させた 坂口さん

頑張れ『香川のドン・キホーテ』とエールをおくりたい

YELL いきものがかり.mp4