「スクールではうまくいくプレーが、ミニバスではうまくいかない。
=ミニバスは良くない環境ではないのか?
→ミニバスはカバーがより強いから、上手く突破できない。
スクールでうまくいくのは、ディフェンスのカバーにフォーカスした練習をしないから。」
こんな意見を目にしたのだが、カバーに視点をあてるのはおもしろいし、全く同じことを私も感じている。
スクールとミニバス、どちらもやってみて、スクールには私がミニバスで教える子がほとんど。
ミニバスとは全く違うメニューをして、スクールに序列は存在しない。
エースと呼ばれる者も、キャプテンとして引っ張る存在もないのだ。
週に一回、2時間あまりの練習では、オフェンスのメニューしかやらない。
私が以前コーチをしていたスクールも同じように、オフェンスメニューのみだった。
週一のスクールであれば、ほとんどの場所がオフェンスに焦点を当てているだろうし、なんせディフェンスはチームとしての要素が強い。
冒頭に戻るが、カバーディフェンスが強いということは選手同士に信頼関係があって、組織としての強さがある。
そこは、スクールでは得られない魅力ではあるが、この領域に到達するにはきついメニューだってあるし、我慢強さが求められることもある。
それを楽しくないと捉える子もいるし、1日を楽しみたいだけならスクールの方がいいと思う。
実際、ミニバスとスクールどちらにも来てくれるほとんどの子は、スクールの方が毎回を楽しそうに取り組むし、見ていて挫折もなさそうだ。
ただ、長い目を持ってバスケをするのなら、チームに所属すべきだろう。
ミニバスを辞めてスクール一本なんて小学生はきっと多くいると思う。
以前勤めていたスクールにも、そのような子はいたし、もったいないなと感じていた。
困難を乗り越えていくこと、苦しい領域に一歩踏み出す勇気は、チームとして試合に出て、勝ちを目指すような環境でしか得られないのだ。
大会で優勝すること、優秀選手になること…
その場所でしか得られない価値がある。
スクールとミニバスで、それぞれの価値が上手く分けられているのが今だと思う。
どちらかだけやるよりも、どちらの環境にも触れてみることで、成長していくと考えている。
そしてそれぞれのニーズに合わせて、価値を提供するのが指導者のやるべきこと。