ミニバス記録

バスケノート

このチームの軌跡

2025-01-23 19:39:00 | 日記
いつも私は、「今日が最後」という気持ちで練習に臨む。
そういう気持ちで、彼らと接することを心がけている。

もちろん、今日の練習もまだ終わりではない。
だが、いつもより更に最後だと自分に言い聞かせて取り組んだ。

彼らと、俺とで歩んだ軌跡が、良い結果として現れるように。
そしてその結果が、今後の人生における糧となるように。

11月の試合が終わってからも、歩みが止まることはなかった。
8月〜11月にかけて「50本シューティング」という練習をして、その結果確率は上がったが、そのメニューを取り入れなくなった12月は、一気に確率を落とした。
しかしそれは狙いであった。

練習で多くの時間をシュートにさいたのなら、次は自分自身の力で完成させるのだという課題を与えていた。
彼らは、年明けから明らかに上達していた。
フォームの改良から、確率向上まで、自分の手でレベルをあげている。
この前の試合もスリーを6本決めているのだから、結果は練習の成果を語るに相応しい。

この1月は、個人の力向上だけでなく、もっと徹底すべきことを伝え続けた。
勝てないチームと、自分たちの差は一体何なのかは、テーマだった。
それが、足りない個人の力だったり、2線をもっと徹底する必要があること、ペイントエリアのシュートを確実に決めることを、彼らに教えてくれたはずだ。

「勝ちたい」は今が1番伝わる。
気持ちを切らさず、強い相手にボコボコにされても尚、その想いは燃え続けている。
であれば、俺は勝利を与えるためのメニュー作りと、接し方が必要だった。
その全てを終えて、土曜日もう一度戦いに挑む。
いつの間にか300を超えたこのノートも、明後日勝つための軌跡なのだ。



もう一度

2025-01-23 14:42:00 | 日記
土曜日の対戦表を見て、書かずにはいられなかった。
この代全員が揃う最後の試合で、対戦する相手は9月に対戦し、負けた相手だ。

私にとってその対戦相手は、色んな意味で最も思い出深いチームである。
今から2年前、トーマスカップと呼ばれる11月の大会の1回戦で、そのチームと対戦した。
結果は、ズタボロだった。
30点差、終盤は低学年を出されて、相手にもされず…
ただ、世界が広いことだけを突きつけられる。
当時アシスタントだった私は、来年こそはこのチームを倒せるほどの育成をすると誓った。

それから1年が経って、ヘッドコーチになり、決勝でそのチームに勝つことができた。
あの時の選手たちの喜びと、大きな背中は忘れられない。

そしてまた1年が経ち、今年度9月の再戦では負けてしまう。
ただ、私は11月のトーマスカップが本当の戦いだと思っていた。
しかし、直前で欠場が決まり、その大会で優勝することはできたが、私としてはまだこの代にとって全てが達成されたとは一概に言えなかった。
選手たちは本当にすごい成長を見せて、それが優勝という結果だが、正直自分たちの実力を100%出すことで勝てる相手に勝ったにすぎないのだ。
そのチームは、彼らが全てを出し切ってそして更にそのゲームで成長した時はじめて勝てるような相手だから…

その相手と、最後の最後で遂に再戦することができるのだ。
ただ、連盟に登録しているチームだから、もしかすると新体制で挑んでくるかもしれないが、それでも試合ができることは嬉しい。